✔ このまま大企業に勤め続けるべきなのか?
✔ 大企業を辞める勇気が出ない・・・
『大企業勤務』というステータスを捨てることができないあなたへ。
大手インフラ企業に7年勤める私も、入社した時は、
『人生安泰』
『金持ちになれる』
『規模の大きな仕事に携わることができる』
そんな期待を抱いていました。
それでも大企業に勤めて感じた現実は、
『先が見えた人生』
『せいぜい小金持ちにしかなれない』
『仕事のやりがいは大きいとは言えない』
そんな時にテレビやインターネットから目に入ってくるのは
✔ ベンチャー企業で20代社長
✔ 年商10億円
✔ ネットビジネスで月200万円
なんて、大企業でサラリーマンを続けていれば到底たどり着くことのない世界。
とはいえ、
- 平均以上の安定した給料
- 休暇の取りやすい環境
- 十分な世間体
これらを考えると、大企業を辞める勇気なんて出ないですよね。
✔ この記事で伝えたいこと
・大企業に勤め続けるという選択は間違ってはいない
・それでも、将来に向けて行動すること、考えることを止めてはいけない
✔ この記事を書く筆者について
・新卒で日系インフラ大手に勤務する7年目総合職社員
・独立起業のために日系大手を退職し、紆余曲折の結果会社員に戻った父親を持つ
でんけん(KenTana2020)です。よろしくお願いします。
大企業を辞めることは勇気がいること

大企業を辞めるのは非常に勇気が必要です。
大企業は福利厚生や世間体で恵まれているからこそ、それを手放すには様々なハードルが存在するのです。
家族の理解は得られるのか
家族を持つ場合、次の選択肢によってはこれまでの安定した給料がもらえなくなる可能性があります。
家族が現在の生活水準に不満を持っていないのであれば、大企業を辞めるという決断はあなた自身の感情(やりがい、自己成長)によるものなので、家族の理解を得る必要があります。
その他にも、両親にも大企業を退職することを止められる可能性もあります。(現代の若者よりも大企業志向が強い時代に生まれているはずですから)
これまでの人生を捨てる気がしてしまう
大企業に入社した人はおそらく高学歴で、学生時代は一生懸命学業に励んだことでしょう。
大学、高校、中学受験という競争を勝ち抜き、人気企業の就職試験を勝ち抜くことで得た現在のステータスを捨てる(=退職する)ことは、これまでの人生を捨てる気がしてしまいますよね。
これまでの苦労がある分、一歩踏み出せないのはサンクスコスト効果による影響を受けているのです。
※サンクスコスト効果とは?
サンクスコスト(すでに支払ってしまい、取り返すことのできない金銭的・時間的・労力的なコスト)を取り戻そうとする心理効果が働くと合理的な意思決定ができなくなる。
勤めていた大企業に戻ってくることはできない
日本の大手企業は新卒採用と比べて中途採用を行っていることが少ないです。
新卒で入社した今の企業は、一度辞めてしまうと戻ってこれないと思いましょう。
大企業を辞めたいと思っている人はあなたの周りにもいるはず

会社であなたの隣に座っているあの人も、いつもあなたの仕事を見てもらっている上司も、実は大企業を辞めようか悩んでいるかもしれません。
大企業を辞めたいと感じる理由について、考えられることを挙げてみました。
【組織の歯車】やりたい仕事ができない
大企業で数年働くと分かること。
それは、度重なる人事異動や宝くじ並みのガラポン配属により、自分がやりたい仕事に就くことができる可能性が相当低いということ。
- 広報の仕事がやりたいのに万年営業部門
- 営業で外に出たいのに万年間接部門
上司に異動を申し出ても、希望が通ることはほぼありません。
【マンネリ】大企業の仕事は単調でつまらない
規模の大きい、国家規模の仕事を経験できる。
大企業には国家規模のプロジェクトがあるにはあるのだが、自分が担当する職務領域なんてごくわずか。
たしかに国家規模のプロジェクトには参加しているものの、自分に意思決定権などなく、
もっと自分の責任で仕事を進めたい
と悶々とする日々が続きます。
極論、大企業に属する自分なんて居なくなっても会社は困らないのです。
【将来の不安】大企業でも出世できないと・・・
大企業に勤め続けることで落ちていく自分の市場価値。
20代のうちに転職しなければ大企業で「茹でガエル」になり会社にしがみつく人生を送らなければならない。
大企業といってもいつ業績が悪化するか分からないほど変化の激しい時代。
日本人の雇用を守ってきた年功序列制による終身雇用の崩壊により
出世できなかったら早期退職や事実上のリストラが待ち受けているのではないか?
大企業にしがみつく人生ではなく、自分の手に職をつけて『組織の一員』ではなく『個人』としてビジネスキャリアを歩むべきなのではないか?
という悩みが常に頭をぐるぐるしますよね。
勇気を出して大企業を辞めた後の選択肢

さて、今の生活とこれまでの人生にサヨナラを告げ、大企業を辞めた後の選択肢について具体的に考えてみましょう。
【他業種の大企業へ転職】転職経験がありながらも大企業でやりたい仕事に就いている友人
大企業の習慣や雰囲気が苦ではないけども、社会人として仕事を経験して
- 別の業界の仕事を経験してみたい
- 特定の職種を経験してみたい
という想いを抱いた場合は、他業種の大企業へ転職する選択肢も考えられます。
✔ 筆者の友人の話
人事(採用育成)の仕事に携わるために人事部の求人がある大企業への転職に成功した人もいます。
友人のように、大企業という安定感は捨てずにやりたい職種を狙うのも1つの選択肢です。
ただ、この選択肢のデメリットは「大企業で中途採用を行っている企業が少ない」という点です。
中途採用を行っている大企業を手っ取り早く見つけるにはリクナビNEXTがおすすめ
【ベンチャー企業へ転職】ベンチャー企業で成長し続ける元同僚
ベンチャー企業への転職を考える人の動機としては、
- 思い切り仕事にコミットして成長したい
- 職務領域の広い環境で自分の経験を積みたい
という上昇思考の強い方でしょうか。
✔ 新卒入社半年でベンチャー企業へ転職した元同僚の話
大手企業出身者がベンチャー企業で生きていくために必要な覚悟について以下のとおり教えてくれました。
・温和な人が多い大企業とは異なる質の同僚が多い
・転職に転職を重ねて会社を渡り歩き続ける覚悟
・倒産のリスクと隣合わせ
大企業から勇気を出してベンチャー企業へ飛び込めば、
会社名で仕事をする人生から、自分の実力で仕事をする人生に変えることができます。
【独立起業】失敗したものの起業の夢を叶えた父親
3つめの選択肢としては、サラリーマンを辞めることです。
実は、私の父は脱サラして起業した経験があります。
そんな父を見て思うことは、
『挑戦しない人生は後悔する』
とうことです。
父の事業はあまり上手くいくことはなく、起業して5年ほどで借金を抱えました。
借金を返すべく超ブラック企業に入社。
大企業を辞めなければ、マイホームも買えたし、1年に1回の旅行も行けたでしょう。
今は地元の中小企業に勤めておりますが、それなりに幸せそうです。
大企業を辞める勇気は無くても自分の市場価値は把握しておこう

大企業を辞めることを考えていても考えていなくても、リストラや早期退職の不安がある現代においては自分の市場価値を把握しておくことは非常に重要です。
>>【参考記事】今すぐ転職活動しない人でも転職サイトの登録をしておくメリット
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②パソナグループの幅広いネットワークが強み
③得意な業界/職種は次のとおり
【得意な業界/職種】
■IT・通信・インターネット
■メーカー(機械・電気・電子)
■医療・福祉医療
■営業
大企業を辞める勇気がなくても行動することは止めないで
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ここまで書き続けてきましたが、私も大企業を辞める勇気を持てずにいる大企業のサラリーマンです。
よく、『隣の芝は青く見える』と言います。
✔ 転職経験がありながらも大企業でやりたい仕事に就いている友人
✔ ベンチャー企業で成長し続ける元同僚
✔ 失敗したものの起業の夢を叶えた父親
自分と異なる世界を知っている人は羨ましく思えるものです。
『自分は自分』と言い聞かせつつも、思ったことを行動しないままは危険。
今、自分がすべきことは何か?じっくり考えてみましょう。

