株式投資

【高配当株投資】三菱ケミカルHD(4188)の配当金と業績分析

この記事は、
「三菱ケミカルHD(4188)」は高配当株投資先としての分析レポートです。

三菱ケミカルへの投資を迷っている方はご参考にしてください。

三菱ケミカルHDの事業領域

同社は総合化学業界のトップ企業で売上高は第1位(参考:2位は富士フイルムHD)で、傘下に田辺三菱製薬、太陽日酸などを擁します。

そもそも化学業界は身の回りにある様々な製品と関わっており、なかでも三菱ケミカルは様々な事業領域を持っています。
機能商品事業、化学事業、産業ガス事業、ヘルスケア事業の主な4事業で同程度の売上高があり、1企業としても売上を分散している特徴があります。

三菱ケミカルHDの配当状況

三菱ケミカルHDの配当利回りは5.26%(2020年3月の実績値)と言われており、高配当株投資の投資先としては十分な配当利回りと言えます。

配当金推移

しかしながら、67%の連結純利益減に伴い2021年度の年間配当は前年-8円となる24となる見通しが発表されております。

したがって、2021年度の配当利回りは4%を下回る水準となる見込みです。

減益の理由は、中国の景気減速でアクリル樹脂原料の需要が低迷したこと。そこに新型コロナウイルスの感染拡大による工場閉鎖で、自動車向け部材などの生産・販売の落ち込みが重なったことが原因でした。

三菱ケミカルHDの営業利益率

営業利益率が10%以上あれば優良企業と言われておりますが、三菱ケミカルHDはどうでしょうか。

営業利益率

近年の営業利益率は減少傾向にあります。
業界トップの企業であるため、保有リスクが大きいとは言えませんが、買い増しのリスクは一定程度あるのではないでしょうか。

私は長期投資の分散先として100株のみ保有し続けていく予定です。

三菱ケミカルHDの自己資本比率

自己資本比率がは、一般的に30%あれば悪くなく、40%以上あれば安心と言われておりますが、三菱ケミカルHDはどうでしょうか。

自己資本比率

このように、例年から自己資本比率は30%未満であり、高くないことが分かります。

三菱ケミカルHDのROA・ROE

ROA(総資産に対する利益率)は5%以上、ROE(自己資本に対する利益率)は10~20%であれば優良企業と言われておりますが、三菱ケミカルHDはどうでしょうか。

ROAとROE

ROAについては例年5%を下回っておりROEは例年であれば10%を上回っていたのですが、大幅減益となった2020年3月期では10%を大幅に下回る4.24%となっております。

三菱ケミカルHDの株主還元に対する意識

三菱ケミカルのHPでは以下のとおり記載があります。

当社は、企業価値の向上を通して株主価値の向上を図ることを株主還元の基本方針としており、配当につきましては、今後の事業展開の原資である内部留保の充実を考慮しつつ、中期的な利益水準の30%を連結配当性向の目安とし、安定的に配当を実施することとしております。

https://www.mitsubishichem-hd.co.jp/ir/stock_info/stock_dividend.html

2020年度現在は厳しい状態ではあるものの、明確に配当性向(1株あたりの配当金÷1株あたりの利益)を30%程度とすることを明示しておりますので、利益が出ていれば減配の可能性は低く、株主還元に積極的であると解釈することができます。

2020年度の配当性向は84%(32円÷38.08円)となっており、非常に厳しい減益であったことが分かる。

実際の配当金受領実績

三菱ケミカルHDの配当時期は上期が6月(前年下期分)、下期が12月(当年上期分)です。

私は2020年1月から100株の保有を始めており、2020年6月に上期の配当金を受領しております。

配当金の受領実績は以下のとおりです。

100株保有 2020年下期の配当金が12円
⇒100×12円=1,200円(税引後957円

まとめ

これまで、三菱ケミカルHDの配当金や企業分析について記載しましたが、これから同社への投資を検討される方は次のポイントを押さえておけば良いかと思います。

● 2021年度は従来と比較して大幅減配
● 長期投資の場合は様子を見つつ保有を継続
● 現段階の買い増しはおすすめしない

以上、皆さまのご参考になれば幸いです。