この記事を読むことで
- 企画職が辞めたいほど辛い理由
- 企画職に向いていない人の特徴
このような悩みにお答えします。
この記事を書いているのは大手インフラ企業に勤めるアラサー会社員。人事部所属です。
以前、経営企画に関する業務に従事した経験があります。
名前だけ聞くと非常にかっこいい「企画職」は、一見華やかそうに見えます。
「自分の考えたことを形にしたい」「経営に直接影響を与えるような仕事がしたい」といったイメージで企画職を希望する若手も少なくありません。
企画職の仕事とは
この記事では、企画職の中でも「経営企画」に焦点を当てて話を進めたいと思います。
経営企画の仕事は、さまざまなデータや情報を元に、会社の目指すべき方向を打ち出し、会社組織をけん引する仕事です。
具体的には、経営計画の立案や要員面・財務面での長期見通しを計画することもあります。
そんな経営の中枢となる仕事だからこそ、経営層に近い位置で業務をこなすことも多く、経営層をうなずかせるためにあらゆる角度から情報を集め、理論を組み立てる必要があり、かなり地道な仕事が多いです。
さらに、会社全体の計画を立てるためには、当然ながら多くの部署との調整も必要となり、関係部署との細かな調整なしには仕事が回りません。
経営企画は経営層との距離が近いです。
経営層に対してプレゼンテーションや承認を得る機会など、他部署に比べて経営層との関わりが多い傾向にあります。
平社員であってもです。
経営層と接点を持つ機会が多いことは、緊張感の高い場面もありますが、その分経営側の考えに触れられるなど成長できる体験が多い職種です。
企画職を辞めたいほど辛い理由とは
それでは、企画職を辞めたいほど辛いと感じる方は、どのようなことに辛さを感じているのでしょうか?
実際に経営企画の仕事に携わった経験のある筆者が、自身の経験にもとづいて考えてみました。
- 経営層と現場の板挟みが辛い
- 自分の創造力を働かせる仕事ではないことを悟った
- 仕事の責任や影響が大きすぎる
経営層と現場の板挟みが辛い
企画職は、組織で言う「中間管理職」です。
経営層が発言した高い目標や、時には無茶ぶりに聞こえる提案に対しても、経営企画は答えていかなければなりません。
「無茶だ」と思ったことも社内へ落とし込み、行動に移してもらう必要があります。当然、経営層の無茶な発言・提案は現場からすればありえないものであることが多く、経営層の思惑と現場の声の間に挟まれることになります。
したがって、経営企画の仕事では、板挟みにあいつつも、両者の思いを尊重して良い塩梅の方針を打ち出すことが必要なスキルになってくるのです。
自分の創造力を働かせる仕事ではないことを悟った
「企画職」という単語を聞くと、新しいアイデアやビジネスを生み出すというイメージが先行します。
ところが、筆者が経験した経営企画では特にそうですが、新しいアイデアやビジネスを生み出す仕事なんてほとんどなく、そこに転がっている情報を整理して整えるという仕事ばかりでした。
また、経営に近い仕事であるため、経営層や管理職の持つ権限が大きく、平社員レベルでできることは限られており、新しい企画を立案するなんてもってのほかです。
そうした理想・イメージと現実のギャップに直面し、「企画職を辞めたい」と思う人もいるでしょう。
仕事の責任や影響が大きすぎる
経営企画の仕事は、1つ1つの仕事が会社全体へ影響をもたらします。
経営企画で新たに始めると決めた取り組みを全社展開すれば、全ての部署がそのとおりに動くことになります。
一見やりがいに見える仕事も、与える影響が大きい仕事ほど、その仕事に文句をつける人や反対する人も多く、大きすぎる責任がプレッシャーに現なったり、関係部署との調整に疲弊し心を痛めてしまうこともあるでしょう。
特に、現場の仕事を知らない状態にも関わらずトップダウンで仕事をさせるのは苦しいものがあります。
企画職に向いていない人の特徴
企画職の辛さについてお伝えしてきたところで、そんな企画系の仕事が向いていない人の特徴について考えてみました。
- 面識のない人とコミュニケーションを取るのが苦手な人
- 実務に携わりたい人
- スケジュール管理ができない人
- 完璧主義な人
裏を返せば、これらができれば企画職に向いているかもしれませんね。
面識のない人とコミュニケーションを取るのが苦手な人
企画職では、アイデアや企画の良さを経営層や多くの関係者へ伝えて、アピールできなくてはいけません。
前述したように、経営層と現場との板挟みにあいやすい企画職ですから、相手に応じた適切なコミュニケーションができること、高い調整力があることが必須条件となります。
そもそも人と接することが苦手な人は企画職に向いていないと言えるでしょう。
実務に携わりたい人
企画職の仕事は時に雲を掴むような話が多く、場合によっては机上の空論ばかりの会社もあるでしょう。
そのような「全体観」で仕事をするよりも、例えばお客様とコミュニケーションを取る仕事であったり、黙々と作業を続けるような仕事がしたいという場合は企画職には向いていないかもしれません。
筆者の感覚にはなりますが、企画職は正確な情報や緻密な分析を重ねて仕事をする職場のため、仕事ぶりがドライ(冷静・現実的)な雰囲気になりやすいと思います。
スケジュール管理ができない人
企画職の仕事は、仕事の大小に限らず、事へ取り組み方の原点は、Plan、Do、Chech、Actionのサイクルを回していくことに尽きます。
ですから、与えられた時間でPDCAを回し、1つの成果を出すことが企画職には求められます。
また、関係部署との調整ごとが多いため全体を動かすためのスケジュール管理ができてないといけません。
完璧主義な人
会社全体のバランスを踏まえて物事を決めなければならない立場のため、全てが思惑通り、理想通りにいくことは稀です。
したがって、細かいことにこだわりすぎるなど、視野が狭い人やこだわりが強い完璧主義な人には向いていないです。
正確な情報や緻密な分析を元に仕事をすることに間違いはありませんが、時には70点・80点で良いと思えるバランス感覚が必要です。
企画職を辞めたい人に教えたい転職ツール
最後に、企画職を辞めるための転職を考えているのなら、知っておかないと損するツール(全て無料)をご紹介します。
次のシーンに応じてご紹介を進めていきます。
- 自分の適性を調べたい
- 自分にあった転職エージェントを知りたい
- 転職先の内情が知りたい
【企画職を辞める】自分の適性を調べたい
1つの会社を経験しても、まだ自分のやりたいことや得意なことが分からない場合は、自分の適性を調べておくことは大切です。
いわゆる「自己分析」ですね。
【企画職を辞める】自分にあった転職エージェントを知りたい
世の中に転職サイト(転職エージェント)はゴマンとありますが、本サイトでおすすめするサイトを厳選してご紹介します。
当サイトがおすすめする転職サイトは次の2つです。
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