実家に帰って転職したいけど、今さらなぁ・・・
憧れていた都会での生活にも慣れたものの、気付いたら孤独な一人暮らし。
地元の友人は結婚して子供も居るのに、自分は何のために地元を離れたのだろう。
就職活動の時は気にならなかったことも、周りの環境が変わって気になり始めることってありますよね。
都会で働き続けたものの、実家(地元)に帰りたくなったあなたに是非読んでいただきたいです。
✔ Uターン転職して地元で働くメリット
✔ Uターン転職に後悔しないために確認しておきたいポイント
Uターン転職とは
Uターン転職とは、地元で生まれ育った後、都会の学校を卒業し都会の会社に就職したものの、生まれ育った地元へ戻り転職することです。
地元の学校を卒業して都会の会社に就職した場合もUターン転職の定義に含まれます。
Uターン転職して地元で働くメリット
一度地元を離れて都会で生活したものの、生まれ育った地元に戻って転職することのメリットについて考えていきましょう。
①親の世話が楽
②地元の友人が近くに住んでいる
③都会ならではのストレスが無くなる
メリット①:親の世話が楽
地元で暮らすことのメリットとしては、両親に何かがあったときにすぐ駆けつけられることです。
あなたが長男、長女ならなおさら。
病気・介護・不幸はいつやってくるか分からないものですから、何かあったときに距離が近いというのは非常に楽です。
逆に、あなたに子供ができた時には子供の世話を協力してもらえるなどのメリットもあります。
メリット②:地元の友人が近くに住んでいる
家族ができれば1日中外へ遊びにいったりすることは難しくなります。
次第に遠方の友人とは疎遠になってしまいますので、近所に友人が居れば家族ぐるみの付き合いだったり、小一時間遊びに行ったりすることも可能です。
友人との関係を続けるなら「すぐに会える」「気軽に会える」という点が重要になります。
メリット③:都会ならではのストレスが無くなる
都会は人が多いですから、満員電車の通勤はストレスですよね。
地方であれば、車通勤になったり、電車通勤であっても都会ほどの満員電車ではありませんので、通勤にかかるストレスは軽減されます。
また、通勤時間も都会の方が長くなる傾向にあります。
通勤時間が長いことの弊害としては、次のようなことが考えられます。
- 睡眠時間が減る
- 家族との時間が減る
実家に帰りたいけど地元での転職で不安なこと
「実家に帰りたい!」
けど、今勤めている会社を退職して地元で仕事探しをするのは不安も大きいですよね。
考えられる不安な点を考えていきましょう。
①給与が下がる
②都会と比べて地味なオフィス生活
③「せっかく都会へ出たのに」という気持ち
不安①:給与が下がる
厚生労働省が毎年発表している「賃金構造基本統計調査」によると都道府県別の平均年収は次のとおり格差があります。(データは2019年のもの)
順位 | 都道府県名 | 平均年収 |
1位 | 東京都 | 620万3700円 |
2位 | 神奈川県 | 560万2200円 |
3位 | 愛知県 | 544万8000円 |
… | ||
45位 | 宮崎県 | 379万1300円 |
46位 | 沖縄県 | 377万3800円 |
47位 | 青森県 | 371万700円 |
上記のデータからも分かるように、例えば現在東京で働いていて青森県にUターン転職する場合、よほどのスキルが無い限り年収が大幅に下がる可能性があります。
不安②:都会と比べて地味なオフィス生活
もし現在のあなたが働いている職場がオシャレで綺麗なオフィスなら、転職先のオフィスの地味さを受け入れる必要があります。(地方の会社=地味というわけではないので、あくまで可能性の問題)
働く環境は会社員にとって非常に重要ですが、最低限度の機能さえあれば段々と慣れていくものです。
よほどオシャレなオフィスにこだわりが無い限り気にし過ぎる必要はないでしょう。
不安③:「せっかく都会に出たのに」という気持ち
せっかく地元を離れて都会での生活にも慣れてきたのに、今さら地元へ帰ることにもったいなさを感じてしまいます。
サンクスコストの心理によって、長期間をかけてやってきたことを辞めることに抵抗を感じることがあると思います。
埋没費用は、事業や行為を中止しても戻ってくるものではない。しかし、埋没費用を考慮した結果として、合理的でない誤った判断を下す場合がしばしばある。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9F%8B%E6%B2%A1%E8%B2%BB%E7%94%A8
Uターン転職で後悔しないために確認しておきたいポイント
実家へ戻ってUターン転職することを決断する前に、確認しておきたいポイントについてお伝えします。
『やっぱり都会で働き続けていればよかった』
なんて後悔のないようにしたいですからね。
①地元の求人は都会と比べて少ない
②地方は異性との出会いが少ない
③地方の生活は車が必須
ポイント①:地元の求人は都会と比べ少なく、後継者不足も目立つ
都会と比べ、地方での転職は選択肢が少ないという課題があります。
厚生労働省が作成している雇用関係指標によると、2019年における正社員の有効求人数について、次のとおりまとめられています。
都道府県 | 有効求人数 | |
1位 | 東京都 | 1,892,848 |
2位 | 大阪府 | 1,276,442 |
3位 | 愛知県 | 913,960 |
・・・ | ||
45位 | 鳥取県 | 79,457 |
46位 | 山梨県 | 78,812 |
47位 | 高知県 | 75,703 |
上表を見ればわかるとおり、1位の東京と比べ、最下位の高知県では、正社員の有効求人数は25分の1と少なくなっております。
都道府県ごとに人口の違いがあるので、求人数が異なることは当たり前ですが、仕事の選択肢が少ないことは明らかでしょう。
ポイント②:地方は異性との出会いが少ない
都会での生活に慣れてしまうと、地方での出会いの少なさに驚きます。
『自分と同世代の異性に出会うことがこれほど難しいとは思わなかった』
とならないように、覚悟しておくことをおすすめします。
ポイント③:地方の生活は車が必須
公共交通機関が発達している都会なら車を持たなくても生活できますが、地方ではそうはいきません。
1人1台の車が必要です。
こちらの記事では、車1台を所有するために係る諸費用(税金、保険、ガソリン代、駐車場代等)についてまとめております。
軽自動車であれば年間57万円、コンパクトカーであれば年間64万円が必要とのこと。これに車両購入額を含めれば、車1台所有することで1年間の出費が100万円近くなることもあるでしょう。(200万円の車を4~5年ローンする場合)
地方での生活は家賃等の住居費が低く抑えられる一方、車の所有で生活費がかさむことを理解しておきましょう。
ここまで説明してきたことを分かったうえで転職を検討することはとても前向きな行動だと思います。
最後に、この記事でUターン転職におすすめする転職サイトについてご紹介。
✅ Uターン転職におすすめの転職サイト
転職エージェントなら、不安が大きい初めての転職活動も二人三脚でサポートしてもらえます。
転職エージェントは利用登録から求人検索はもちろんのこと、内定までのサポートまで完全無料です。
☑おすすめ転職エージェント①
① 業界最大級!10万件以上の非公開求人数
② 各業界・業種ごとに実績豊富なアドバイザーが在籍
③ 職務経歴書・履歴書などの書類の添削など充実した転職サポート
☑おすすめ転職エージェント②
① 20代の転職を熟知するキャリアアドバイザーが専任でつき、内定まで二人三脚でサポート
② 9つの側面から自己分析可能なツールが使用できる
③ 東京・関西・東海地方の転職に強い