大企業に勤めていると、安定して平均よりも多い給料がもらえます。
家賃補助や団体保険などの福利厚生も充実しているため出費も抑えられ、平均以上の生活が送れることは間違いないです。
しかし一方で、年功序列の賃金体制が確立されており、将来の年収カーブがある程度想像できることから、
「安心だ」と感じる人もいれば、
「つまらない」と感じる人もいるのではないでしょうか。
もし、次のような思いを抱いているのであれば、今すぐ副業を始めるべきです。
●あと月3万~5万でも収入が増えるといいのに
●将来に今の世代と同水準の給料がもらえるのか不安だ
【関連記事】大企業はもう安定ではない?昨今の人員整理をまとめてみた
というのも、2019年に厚生労働省から「副業・兼業の促進に関するガイドライン」が発出されており、「企業の対応方針」として以下の文言が記載されています。
原則、副業・兼業を認める方向とすることが適当である。副業・兼業を禁止、一律許可制にしている企業は、副業・兼業が自社での業務に支障をもたらすものかどうかを今一度精査したうえで、そのような事情がなければ、労働時間以外の時間については労働者の希望に応じて、原則、副業・兼業を認める方向で検討することが求められる。
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11200000-Roudoukijunkyoku/0000192844.pdf
✔ 大企業の社員こそ副業を始めるべき理由
✔ 大企業の社員が手を出すべき副業とそうでない副業
大企業ほど国の意向のとおり動くはず。副業の波に乗り遅れないようにしましょう。
大企業社員こそ副業を始めるべき理由
①”ビジネス”を学ぶことができるから
大企業の仕事は部署ごと、担当者ごとに業務分掌が決められているので、1人の社員が”ビジネス”をしているとは言えません。
極端かもしれませんが、”ビジネス”をしているのは一部の経営層で、多くの社員は歯車として働いているだけです。
しかし、副業は組織で働く1人のサラリーマンでも”個人事業主”としてビジネスをする必要があります。
私もブログ副業を行っていますが、具体的に次の作業が必要です。
- 魅力のある記事、ブログデザイン制作
- 集客方法の検討
- 集客のためのマーケティング調査
- 集客のためのSNS運用、SEO対策
他にも、収益が出た場合は確定申告などの会計処理も必要でしょう。
特に記事の制作やマーケティング調査では、徹底的に”ユーザー目線”を意識する必要がありますので、こうした経験が本業にも生かすことができるメリットがあります。
本業と副業で相乗効果を生む可能性があります。
②精神的余裕があるから
もしフリーランスで個人事業を行う場合、その事業からの稼ぎが無ければ生活ができないリスクがあります。
一方、会社員であれば、毎月自動的に振り込まれる給料で安定した生活を送りながら、コツコツ時間をかけて副業にチャレンジできるメリットがあるのです。
「もし副業を試してみて収益が出なくてもこれまでの生活と同じ」と考えることができ、精神的にラクな状態で副業を行うことができます。
転職をした場合は毎月の給料が減る可能性がありますが、副業を始めたところでマイナスになることは無いです。
③収益源を増やすことができるから
比較的安定している大企業の社員といっても、「収入が会社からの給料だけ」という状況はリスクがあります。
具体的には次のようなリスクが考えられます。
- 景気悪化によるボーナス減額
- 早期退職の募集
- 企業年金(退職金)の減額
- 家族状況によりやむを得ず会社を辞める
大企業はもう安定ではない?昨今の人員整理をまとめてみたでも述べているとおり、終身雇用や年功序列といったこれまでの日本の常識が変わりつつあります。
先行き不透明な将来に備えてリスクを最小限に抑えておくという考え方は大切なのではないでしょうか。
④私生活での浪費が減るから
私が副業ブログを始めた実体験として間違いなく言えるのは、無駄な時間を過ごさなくなったことです。
私はお酒が好きですし、仲間とワイワイ飲み会するのも大好きです。
ところが副業ブログを始めてからは、家族との時間は大切にしつつも、可能な限り副業に充てる時間を作ることを意識しました。
すると、飲み会の頻度、家飲み、ゲームといった比較的生産性の低いものに時間を使うことが圧倒的に減り、その結果としてお金を使うこと自体が減ったのです。
控えめに言っても副業を始めるメリットは多大です。
大企業の社員が始めるべき副業とは
副業は大きく2種類に分けられる
副業は、「ストック型」と「フロー型」という2つの種類に分けられます。
それぞれの特徴や具体例について、次のとおりお伝えしていきます。
■ストック型の特徴
お金を稼げるようになるまでに時間がかかるが、正しい知識と経験を積めば雪だるま式に収益が増えていくもの。
上手に運用すれば、放っておくだけでお金を稼ぐことができます。
代表例で言えば、ブログ運用やYouTubeでの情報発信があてはまります。
■フロー型の特徴
ストック型と異なり、自分が働けばすぐに成果ができますが、基本的に自分が働いた時間相応の対価が得られるビジネスとなります。
代表例で言えば、アルバイトや内職があてはまります。
ストック型 | フロー型 |
---|---|
・アフィリエイトブログ ・YouTubeでの情報発信 ・noteなど有料メルマガ ・写真やイラスト販売 ・投資 |
・アルバイト ・ポイ活 ・内職 ・製品販売 ・せどり(転売)※ |
※せどりは知識と経験次第では働いた時間以上の対価を得られる可能性がありますので、見方次第では「ストック型」と言う人もいると思います。
大企業の社員が選ぶべき副業は?
日中の大部分を会社勤め(本業)に費やすサラリーマンは、ストック型の副業を始めることをおすすめします。
実労働=収入となるフロー型の副業は、年齢による体力の衰えや、怪我などの身体の不具合によって継続できなくなるおそれが・・・
その点、ストック型の副業はパソコンやスマホがあれば続けることがでる利便性も備えています。
収益を生み出すまでに時間がかかるという難点はありますが、コツコツと続ければ結果は出るはずですし、何よりフロー型の副業では得られることのない金額の収入を得られるチャンスも転がっています。
大企業の社員こそ副業を始めて可能性を広げよう
この記事では、次のことについて述べてきました。
大企業の社員こそ副業をするべき理由
①”ビジネス”を学ぶことができるから
②精神的余裕があるから
③収入源を増やすことができるから
④私生活での浪費が減るから
大企業の社員が選ぶべき副業
✔ストック型副業
⇒ブログ、YouTube情報発信、投資 など
少しでも迷っているのならとりあえず行動をしてみましょう。
行動すると見える世界が広がってくるはずです。