なぜ職場で悪口を言う人がいるのでしょうか。
悪口はがりの職場に耐えられなくなったらどうすれば良いのでしょうか。
この記事では、「職場の悪口からは逃げた方が良い理由」や「職場での悪口への対処法」についてお伝えします。
この記事を書いているのは、大手企業に勤めるアラサー会社員。
人事部に所属しています。
悪口を言う人の心理としては、
- 相手を下げることで自分の方が優れていると暗に伝えたい
- 話のネタとして楽しんでいる
- 自分の味方をつくりたい
などがあります。
悪口を言っている本人は、ストレスが発散され、共感を得られて(得られた気がして)気分がいいかもしれませんが、聞かされる方は逆にストレスが溜まる一方です。
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職場での悪口を不快と感じる人の割合
情報サイト開発・運営の株式会社キャリアインデックスが「オフィスの中で不快に思う会話」に関する調査を行いました。
※ 515名の男女を対象
ランキングを見て分かるとおり、悪口やグチが数多くランクインしています。
特に、悪口の中でも「上司の悪口」が最も多いですね。上司は立場上、部下から不満を持たれることが多いのですが、あまりに行きすぎた悪口が横行している職場は、雰囲気が悪く働く気が失せます。
職場での悪口の種類
職場での悪口にはどのような種類があるでしょうか。
次の2つが多いはずです。
- 容姿や性格に関する悪口
- 仕事に関する悪口
容姿や性格に関する悪口
容姿が理由の悪口は仕事と関係の無い要素であり、会話に加わるだけで自分の良心も痛むはずです。
性格や仕事の内容であれば、本人の努力次第で変えることはできますが、容姿については本人の努力ではどうすることもできないことが多いです。
仕事に関する悪口
職場によってはあまり公私混同せず、職場メンバーのプライベートや人となりを知らないなんていう場合もあるでしょう。
そのような、特に人間関係が希薄な職場ほど、共通の話題作りとして「仕事ができない人の悪口」「上司への悪口」で盛り上がることがあります。
仕事の話題であれば職場全員の共通の話題となりますから、みんなで集まっては悪口大会、なんてことに繋がってしまいがちなのです。
悪口ばかりの職場を辞めるべき理由
筆者は、悪口ばかりの職場からは少しでも早く距離を置くべきだと考えています。
距離を置く1つの方法としては、悪口ばかりの職場を辞めることです。
その理由についてお伝えしていきます。
- 仕事以外にストレスが溜まる
- 職場の離職率が高くなる
- 成長意欲のない職場環境はあなたの成長も止める
仕事以外にストレスが溜まる
「自分も悪口を言われているかも?」と不安になります。それは本来の仕事とは関係のないことです。
会社で仕事をする以上、会社に貢献することが大切です。悪口ばかりの職場では、会社への貢献という意識は低く、他人を下げることに価値があります。
きっと職場メンバーの仕事に対するモチベーションも低く、その環境に身を置くことが果たして正解なのでしょうか?
そもそも、職場で悪口が多い時点でストレスが溜まる雰囲気なのでしょう。風通しの良い職場では悪口が多発することはありません。
職場の離職率が高くなる
悪口が絶えない職場は雰囲気が悪くなりますので、自然と離職率が高まり人の入れ替えが激しくなります。
人の入れ替えが激しい会社は、会社の財産となる人材を育成するといった意識は無く、ただ事業を回すためにとりあえず社員を揃えるだけです。
社員の成長に目を向けない企業は衰退の一途をたどるでしょう。
このように、離職率の高い職場で働き続けることは人手不足という難局に陥り、そこで働くのは過度な労働が課されるはずで、一刻も早く逃げるべき職場と考えます。
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成長意欲のない職場環境はあなたの成長も止める
上記で説明したような離職率の高い会社には成長意欲のある人材は集まりません。
悪口ばかりの職場で働き続けることは、自身のキャリア形成において非常にもったいない時間を過ごしていることにほかなりません。
悪口ばかりの職場での処世術
やむを得ず悪口ばかりの職場にあたってしまった場合における処世術についてまとめました。
筆者自身も他人の悪口ばかりを言う上司が居る職場に勤めていた際、このようなことを意識することを心がけていました。
- 自ら悪口に繋がる話をしない
- 悪口を言う人の気持ちを考える
- 明らかに悪質な悪口なら受け流す
- 「悪口は嫌だ」と感じている仲間を作る
- 複数人で第三者へ相談する
①自ら悪口に繋がる話をしない
ストレスや疲れが溜まっていると、そのはけ口を他人の悪口や噂話に向けてしまいがちです。
その傾向を理解し、自身のストレスが溜まった時に悪口を言うことで発散するのではなく、別のはけ口を作っておくことも重要です。
また、自分にとっては愚痴程度だった話が盛り上がって他人の悪口大会に繋がることもありますから、愚痴はその相手を知らない人(例えば社外の人間)に言うようにするとトラブルの種を撒かなくて済むはずです。
②悪口を言う人の気持ちを考える
職場で悪口を言ったり、誰かをいじめるという現象は、長時間労働が続いたり、休暇が取りにくいなど、労働環境上のストレスが原因であることも多いようです。
ストレスがたまると、人間関係がもつれたり、摩擦がおこりやすくなります。
自分がどういう時にストレスを感じやすいのかを把握しておき、日頃からストレスを溜めない工夫をすることが肝心です。
③明らかに悪質な悪口なら受け流す
悪口を言う人たちに近づかない、あるいは仲間に入らないようにするのが得策です。
うなずいたり、「そうね」と相づちを打ったりすると、後でそれが相手に伝わり、あなたも悪口グループの一員にされてしまいます。
④「悪口は嫌だ」と感じている仲間を作る
悪口で盛り上がっている職場において、あまりにもその悪口を拒否し、同調せずに孤立することは、悪口やいやがらせなどの矛先が自分に向くことは怖いですしリスクが高いです。
そうした状況に備えて、職場の悪口に嫌悪感を抱いている仲間を作ることが肝心です。
⑤複数人で第三者へ相談する
職場の悪口に嫌悪感を抱いている仲間を作れば、職場環境を改善するべく、第三者へ職場の状況を相談しましょう。
会社にヘルプラインのような機能があればそれを活用しても良いですし、なるべく高い職位の人に相談して問題解決を図りましょう。
悪口ばかりの職場を辞める方法
最後に、悪口ばかりの職場に我慢の限界がきた場合に、今の職場を辞める方法についてご紹介します。
- 部署異動を申し出る
- 転職する
- ひとまず退職する
部署異動を申し出る
働く環境を変えるために、自分から部署異動を申し出てみることも1つの方法です。
部署異動を申し出るのは気まずいかもしれませんが、言って後悔よりも、言わない後悔の方が大きいです。
ちなみに、波風を立てない部署異動の申し出の仕方としては、
- やりたい仕事がある
- これまでの経験を活かしてこの仕事がしたい
といったように、人間関係を理由にするのではなく、前向きな仕事の理由を伝えることです。
転職する
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ひとまず退職する
今の職場に不満があるなら、「とりあえず辞めてしまおう」というのも1つの手です。
当ブログでは、会社を円満退職する方法や退職代行サービスについても書いていますので、次の記事もご覧ください。
以上、悪口ばかりの職場で我慢し続けるのは自分にとってマイナスですから、職場から距離を置く方法を考えてみましょう。