✔ 残業ってあるのが当たり前なの?
✔ 会社のためにプライベートの時間が削られるのはごめんだ。
これだけ働き方改革と言われているにも関わらず、古い体質の日本企業には、「残業が当たり前」という文化はなかなか変わりません。
実際に大手インフラ企業に勤める筆者も
- 残業するのが普通
- 定時で帰ることの方が珍しい
そんな雰囲気の中で働いています。
✔ 残業が当たり前になっている会社の特徴
✔ 残業が当たり前の文化が根付いて変わらない理由
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残業が当たり前になっている会社の特徴
残業が当たり前になっている会社の特徴は次のとおりです。
- 定時のチャイムが鳴っているのに多くの社員が席に座っている
- 長時間労働を美徳とする上司が居る【旧体質のガン】
- 残業時間が少ないと要員が減らされる人事制度
- プライベートの時間を侵食する社内行事も多数
これらは、残業が当たり前の私の会社では、全て”あること”です。
定時のチャイムが鳴っているのに多くの社員が席に座っている
残業が当たり前の会社では、定時のチャイムが鳴っても帰る人はほとんど居ません。
みんな当たり前のように席に座って残業モードです。
その中で1人だけそそくさと帰ろうだなんて、周囲からの目線が怖すぎます。
ですので、たとえ仕事が無くてもとりあえず時間を潰すために席に座っているのです。
>>【残業しない人は嫌われる?】定時で帰っても嫌われない人との違いは?
長時間労働を美徳とする上司が居る【旧体質のガン】
日本が高度経済成長期の頃は、モーレツ社員と呼ばれ、会社や仕事を最優先に考えるサラリーマンがたくさん居ました。
当時はアメリカに日本経済を追いつかせるために必死に働いて自分の会社を急成長させようとする風潮が強かったそうです。
私が若かったころは深夜までよく働いたものだ。タクシー帰りも当たり前だよ。
そんなモーレツ社員は1940年代~60年代生まれの人に多く、現在の50代~70代社員に当たります。
今の50代となるとどの会社も管理職クラスの方が多いかと思いますが、彼らにとっては残業は当たり前の時代がありました。
定時ギリギリになって急ぎの仕事の話をしたり、残業時間に会議なんてことも。
残業時間が少ないと要員が減らされる人事制度
無駄な残業をする理由の1つに、暇だと思われると仕事をお願いされてしまうことが挙げられます。
部署的にも、残業が少ない部署は次年度の要員を減らされてしまうといった人事制度があるせいで、誰も仕事を効率化しようとしません。
プライベートの時間を侵食する社内行事も多数
残業が当たり前の文化が根付いた会社は、そもそも会社が最優先、プライベートは二の次です。
仕事終わりの飲み会だけでなく休日を使った社内行事や社員旅行、ゴルフコンペなど。
こうした社内行事は、好きな人がやればいいと思うんです。行事ごとが好きな人はもちろん居るでしょうし、行事に参加すれば職場のコミュニケーションが深まるという良い影響もあることは事実です。
問題なのは強制参加であることなのです。
残業が当たり前の文化が根付いて変わらない理由
残業が当たり前という文化・考え方は会社や会社で働く社員に深く根付いているもの。
ですが、その深く根付いた文化・考え方は個人の力で簡単に変えられるものではないのです。
誰しも最初は残業せずに早く帰りたいと思っていた
私もそうでしたが、できるなら残業せずに定時で帰って自分の好きなことに時間を使いたいものです。
ただ、仕事が忙しくなり、早く帰れない状況に陥ると「早く帰りたい」という想いは自然と薄まってくるのです。
それはなぜでしょうか?
人は楽な方に流れる
ブラックな会社でなければ、残業すれば残業代がもらえます。
繁忙が続き、残業代が増えると次のような思考になるのです。
『残業したらこんなにお金がもらえるなら少しぐらい残業しても良いかな』
「残業」は思考停止で稼ぐことができる最善の方法だと気付いてしまうのです。
残業代のために仕事をしていると、
『会社に搾取された人生』
『生活残業する人は最低だ』
などと世間からは厳しい目で見られるでしょう。
それでも多くの社員は、そう思われないぎりぎりのラインで無駄に残業しているのです。
大して頑張らなくても残業代が貰えるなら、人は楽な方に流れてしまうわけです。
部署異動があっても「忙しかったあの時」が基準
部署異動があっても、忙しかった時の生活スタイルが基準になります。
忙しくて家と会社を往復するだけの生活をしていると、家に帰ってやることなんて無くなります。
あっという間に家に帰っても居場所が無いサラリーマンが完成。
昨今ではフラリーマンと呼びます。
「フラリーマン」とは、仕事を終えて会社を出た後、ふらふらと飲食店や娯楽施設などに寄り道してから帰路につくサラリーマンのことを言う造語です。社会心理学者の渋谷昌三さんが、2007年に著書の中で、家庭に居場所を見出せず、まっすぐ帰宅しない勤め人のことをフラリーマンと命名したのが始まりです。昨今では、働き方改革による残業削減の風潮を受け、フラリーマン化する人が増加。男女の家事比率や家族のあり方を見直すきっかけとなっています。
「フラリーマン」とは? 日本の人事部より
人は長いものに巻かれる
家に帰ってやることがないフラリーマンは当然、1番楽なことを選びます。
それは会社に残って仕事をすること。
1番楽な場所に長く居れば余分にお金が貰える最高の場所になります。
そうした人たちが増えれば増えるほど、本気で「残業したくない!」「早く帰りたい!」と思っている人は少数派ですから、帰りづらい雰囲気から抜け出せません。
特に日本人は、長いものに巻かれる人種です。よほど強いメンタルを持っていない限り定時上がりなんて夢のまた夢でしょう。
>>【帰りにくい?】仕事が終わっているのに付き合い残業は人生損してる
それでもあなたは残業が当たり前の会社に居続けますか?
残業が当たり前の会社で残業代を貰って生活している。
本当にそのままで良いのでしょうか?
昨今では、日本企業が主流である年功序列や終身雇用は崩壊しつつあり、1つの会社に長く居続けられる保証はありません。
欧米の企業ではスタンダードになっている「ジョブ型」への移行を始める企業も増えていくことでしょう。
通信大手のKDDIが先行的に動いています。おそらく他の大手も追随するのではないでしょうか。
KDDIが、業務に対して処遇する「ジョブ型雇用」を導入する方針を打ち出したことが話題となっている。これは事実上、日本型雇用の崩壊であり、今後は多くのビジネスパーソンがキャリア戦略の根本的な見直しを迫られることになるだろう。
https://news.yahoo.co.jp/articles/33819d7f500a6b55aee767406fd4b0622e279507
日本型雇用は、終身雇用、新卒一括採用、年功序列の3つを特徴としているが、この3つの慣行は経済成長が半永久的に続かない限り、維持することが難しい。
ジョブ型雇用とは、仕事のプロセスを評価する(=メンバーシップ型雇用)のではなく、仕事の成果を評価する組織運営方法を言います。
テレワークの普及により、仕事のプロセスを管理することが難しくなり、日本企業でもジョブ型雇用を目指す動きが出始めているということです。
ジョブ型雇用の特徴は、「成果が全て」ですので、生産性の低い残業続ける社員の評価はますます低くなることでしょう。
>>【残業しないと生活できない】残業代を”あて”にして30年生きるリスク
残業が当たり前の会社から逃げるための手段
残業が当たり前の会社は、前述したとおり簡単には変わりません。
そんな会社に嫌気が差しているなら、次の手段で残業が当たり前の会社とはおさらばしましょう。
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以上、残業が当たり前になっている会社が簡単には変われないことをお分かりいただけましたでしょうか。
残業を当たり前でなくするためには、個人が抗っても意味を成しませんから、環境を変えたければ転職するしか方法は無いでしょう。
残業が当たり前の会社が辛ければパソナキャリアで残業が少ない会社を探しましょう。
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