▶ 大企業で働くことに疲れた、ストレスを感じる。
▶ 就職先に大企業を選んだことが正しかったのか?
このような想いを抱えている方へ向けて、この記事を書いています。
この記事を書いている筆者は、日経225大企業に勤務する30代会社員です。
<この記事の結論だけを知りたい方へ>
大企業で勤務する筆者自身が、大企業を簡単に辞められない人であっても最低限やっておくべき3つのことをお伝えします。
- 自分の市場価値を知っておく
- 転職先の相場を知っておく
- 収入源の複数化を検討する
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大企業勤務に疲れる理由
大企業勤務に疲弊する理由を考えてみると、次のことが言えるのではないでしょうか。
- 役職が多すぎる
- スキルが身に付かないキャリアステップ
- 出世競争
- 転勤
- 無駄な会議の多さ
- 無駄な飲み会や行事の多さ
- 終身雇用の崩壊が見えている
役職が多すぎる
大企業は右肩上がりで給料が高くなるよう設計されているため、自然と役職(ポスト)が増えます。
そんな社内の40代~50代の社員を納得させるために、多くの中堅社員が奔走することになります。
日本では、一つの案件を通すのに複数人の決裁が必要なことが多いです。中には本当に必要なものもありますが、「この人絶対に関わってないよね?」という人の決裁が必要なこともあります。
部長が決裁するために、次長、課長、係長の承認を経る必要がありますが、人それぞれ言うことは違いますから、中堅社員はそれに振り回されるのです。
スキルが身に付かないキャリアステップ
大企業だと組織として完成されているケースが多いので、縦割り組織が多いのが現状です。
なので、部署をまたいで多くのプロジェクトに参加したり、自分の部署以外の業務をやったりというケースは少ないです。
自分の業務に集中できるということですが、逆に言えば自分の専門以外のスキルは身につきにくいです。
大企業は組織として確立されているので、完全に分業化されています。
つまりは自分の部署や仕事で使うスキルしか身についていかないです。
自分のテリトリー外の仕事は他の部署に振るだけ。むしろそのテリトリーを犯すことは御法度です。
【関連記事】スキルが身につかない仕事を続けるのは危険!スキルを身につける3つの方法
出世競争
大企業につきもの出世競争。
出世できたとしても給料が少し増えるくらいです。もちろん、給料アップやより広い責任を負うことを目指すことが悪いことではありません。
月に1万円でも2万円でも自由に使えるお金が増えるに越したことはないですからね。
ですが大企業で出世競争を勝ち抜くには、かける時間と労力は相当なものです。
上司の評価を上げようとひたすら残業していた人が昇進できなくて、たいして残業もなくホワイトな生活を送っていた人が評価されるなんてこともあり、出世競争には運もつきものです。
そんな「運ゲー」に必死になって取り組むのは非常にコストパフォーマンスが悪い。ほどほどで頑張るべきです。
【関連記事】そこそこ出世したい人は「出世できない人の共通点」を知っておくべき
転勤
「転勤大好き」という人は稀でしょう。
転居を伴う異動がある場合は人生設計が非常に立てづらいものです。
- 家を購入しにくい
- 度重なる転居で結婚相手を見つけるのが大変
- 転勤がきっかけで彼氏/彼女と別れる
- 子育てを考えると定住したい
- 単身赴任は二重生活となり生活費が厳しい
など、デメリットをあげればキリがありません。
多くの大企業社員は異動時期になると転勤の辞令に怯えて生きていくのです。
無駄な会議の多さ
長時間会議する割には何も決まない。
思考停止で無駄に集まって情報共有するだけの定例会議。
会議は何かを決めるため行うものです。大企業では、会議のための会議が多くあり、その資料作りに奔走されます。真剣に読む人は誰も居ないのに、そのために多くの時間を割きます。
テレワークに順応できない上司のせいで、会議の日は出社が強制されているなんてことも・・・
【関連記事】ダメな会社ほど会議が多いって本当?ダメな会社のダメな会議5選
無駄な飲み会や行事の多さ
大企業では、社員同士の交流やチームワークの向上を口実に頻繫に飲み会が開かれます。
多くは仕事の後に開催されるので、プライベートの時間が犠牲になります。
しかも、参加しなければ上司からの評価が下がってしまいます。
職場の懇親は、仕事を円滑に進めるためにもある程度はあっても良いと思いますが、プライベートよりも会社優先という考え方が強い職場は現代に合っていません。
終身雇用の崩壊が見えている
日本は今後、さらに人口減少が進むので、企業は若い世代の人材について、従来と同じ人数を採用できなくなります。
これまで管理職だった人を非管理職の仕事に戻さなければ組織全体のバランスが取れなくなってしまうので、管理職比率の低下は今後、さらに加速していくと推定されます。
そのような環境下で、今の大企業の高年齢者と同じような待遇が見込めるかというとそうではないのではないでしょうか?
大企業勤務に疲れを感じやすい人の特徴
ここまで述べてきたように、大企業では精神的に疲弊する原因が多くあります。
その一方で、大企業の働き方に向いている人も居ることは間違いありません。ですが、大企業の働き方に向いていない人にはどのような特徴があるのでしょうか。
考えられる特徴は次のとおりです。
- 上下関係が苦手
- 仕事はやりがい・成長が第一優先
- プライドが高い
- 真面目過ぎる
上下関係が苦手
大企業は組織を重んじる文化があるため、上下関係に厳しいです。体育会系が多いのもそれと相関関係があるように思います。
どの部署でも平均年齢が高く、若者がわいわい仕事を進めるというイメージはありません。
出世など会社での評価を上げるためには上司の意向を汲み取り、自分がやりたいことではなく、上司の言うこと(ひいては会社の方針)に従って仕事を進めなければなりません。
したがって、わいわいと若者で今風な働き方をしたい方や、上下関係を強く意識して仕事をすることが嫌な人には向いていないでしょう。
大企業で上手く生きていくには自分の意見心に留めて上司の言うとおりに動かなければならないことが多くあります。
仕事はやりがい・成長が第一優先
仕事にやりがい、成長をストイックに求める人にとっては大企業は退屈かもしれません。
第一に、大企業で自分がやりたいことをやるのは限りなく不可能に近いです。
なぜなら、大企業はジョブローテション(配置転換)が多く、何かを突きつめて経験する環境ではありません。
1つのポストがあるとしたら、そのポストを何人かで回すことで会社を運営しているイメージです。
また、大企業は1つ1つの仕事が細分化されているため、職務領域が小さいです。
例えばスタートアップの経営者が、経営戦略・経理・法務・営業と多くの仕事をこなさなければいけないのと逆のイメージですね。
プライドが高い
大企業は同期入社の人数が多く、離職率も低いことから、同期との出世競争は避けて通れません。
どうしても同期と自分を比べてしまう環境に置かれますので、プライドが高いと同期に先を越されるだけでメンタルが削れます。
一時の評価に一喜一憂せず、のらりくらり生きていく精神力が大切です。
真面目過ぎる
大企業は真面目でひたむきな人が多いですから、「無駄な仕事」「何のためにやっているのか分からない仕事」が多いです。
そんな仕事を無くそうにも多くの人の承認が必要だったりします。
そして「一見価値の分からない仕事」に情熱を燃やして完璧にこなそうとするのも疲れの元です。
「仕事はある程度適当でいいや」「自分の代わりはいくらでも居る」と思えない人にとっては大企業は疲れる環境でしょう。
大企業勤務に疲れても簡単に辞められないのが大企業の社員
簡単に独立起業、転職することは後悔に繋がる可能性がありますよね?
学歴を勝ち取るための受験戦争、就職活動を経て今のステータスを手に入れたわけです。
後から、「大企業は良かった」と思っても戻ってこれないケースが多いです。
そして、大企業は長く働いている人が多い分、1つの会社に長く働くことに否定的なコメントをする人は多いです。離職率の高い会社からは逆に長く働くことに否定的なコメントをする人自体居ませんから、大企業に長く働き続けることを卑下する必要は無いとも言えるでしょう。
それでも、昨今の不安定な経済では大企業を簡単に辞められないサラリーマンであっても、ただただ毎日会社に行っていれば良いとは思いません。
大企業を簡単に辞められない人でもやるべき3つのこと
大企業を辞めるのは非常に勇気・覚悟が必要です。
厚生労働省によると、大学卒の3年以内離職率が公表されています。
その中で事業所規模が1,000人以上とした場合、3年以内離職率は20%~25%程度であることが分かります。
大企業でも5人に1人は転職をしていますが、大企業に残ることを選択した場合でも、次の3つは転職有無に関わらず意識しておくと良いでしょう。
- 自分の市場価値を知っておく
- 転職先の相場を知っておく
- 収入源の複数化を検討する
①自分の市場価値を知っておく
同じ会社に長く働いていると、自分の市場価値なんて分かりません。とはいえ転職を考えていないあなたにピッタリなサービスがあります。
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②転職先の相場を知っておく
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収入源の複数化を検討する
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