▶ 上司が信用できないと思っている人はいる?
▶ 信用できない上司とどのように付き合っていけば良い?
この記事では、上記のような疑問にお答えします。
一緒に仕事をする仲間として、上司部下の良い関係を構築するために大切なのは信頼関係です。
お互いが信頼できていれば仕事にも良い影響を与えますし、逆にお互いを信用していなければ仕事は上手く進まないでしょう。
仕事ではお互いが共通認識を持ちつつ、相手に何かを任せる必要がありますからね。
この記事では、部下の立場で「信用できない上司」に出会った時の嘆きに共感するとともに、信用できない上司との接し方についてお伝えします。
この記事を書いているのは、大手インフラ企業に勤務するアラサー会社員。
人事部に所属しています。
この記事を読む前に
【結論】上司に不満があるなら転職エージェントの登録は必須
転職エージェントの登録なら、業界第1位のリクルートエージェントがおすすめです。
- 約300,000件の求人数で業界No.1
- 転職成功実績 37万人の実績
- 「転職1~3回目」「20~50代」の方がおすすめ
登録は5分。しかも無料なので損はしません。
上司が信用できないと感じる部下の割合
ベースメントアップス株式会社が調査した「上司についての調査」では、次の方法で「上司は信用できる人ですか?」という質問しました。
【調査方法】
■調査期間:2019年11月19日 ~2019年11月26日
■調査方法:インターネット調査
■調査人数:120名
■調査対象:社会人
【引用元:https://news.infoseek.co.jp/article/prtimes_000000075_000045126/】
とても信頼できる:9%
それなりに信用できる:33%
あまり信用できない:31%
全く信用できない:27%
58%は上司を信用できていないという結果になりました。
一方、このようなデータもあります。
人材派遣・人材紹介のマンパワーグループ調査した「上司との信頼関係に関する調査」では、次の方法で「あなたは仕事上で、上司を信頼していますか?」という質問をしました。
【調査方法】
■調査期間:2019年6月
■調査方法:不明
■調査人数:400名
■調査対象:入社2年目までの22~27歳の正社員男女
【引用元:https://www.manpowergroup.jp/client/jinji/surveydata/20191127.html】
信頼している:36.0%
どちらかと言えば信頼している:47.3%
どちらかと言えば信頼していない:10%
信頼していない:6.8%
こちらの調査では、
上司が信用できないのは17%という結果に。
調査によって上司を信用できないと回答する割合にばらつきがありますね。
「上司を信用しているか?」と聞かれれば「ある程度信用している」と答えたとしても、多くの社会人の方であれば、日常的に思っていなくても「こんな上司は信用できない」と感じた経験は大いにあるのではないでしょうか。
おそらく、今読んでいただいている方も、
「こんな上司は信じられない!」
と憤慨してこの記事にアクセスいただいたはずです。
こんな上司は信用できない!筆者が経験した7人の上司の特徴
それでは早速、筆者が実際に経験した「信用できない」と感じた上司の特徴についてお伝えします。
皆さんの周りにもこのような特徴の上司はいませんか?
- 人によって態度が変わる上司
- 言ったことが覆る(忘れる)上司
- 自分の話ばかりで部下の話は聞かない上司
- 仕事が溜まっている部下を置いて自分だけ早く帰ってばかりの上司
- 部下をフォローしてくれない上司
- 気分屋で機嫌の波が大きい上司
- 仕事を部下に押し付ける上司
①人によって態度が変わる上司
ついさっきまで機嫌良く建設的な話をしていたのに、嫌いな人から話しかけられると、
今忙しいんだ。分かるでしょ?
といったように取り合ってくれなくなります。周りからその姿を見ていると上司の心の表と裏を感じて、非常に嫌な気持ちになります。
上司のそのまた上司には上機嫌でへこへこしているのに、部下に対しては横柄な態度を取る上司も嫌ですよね。
②言ったことが覆る(忘れる)上司
言っていることがコロコロ変わる上司は困ります。
昨日は良いと言っていたのに・・・
なんてことは日常茶飯事かもしれません。『昨日は良いとおっしゃっていました』なんて言える雰囲気でない場合、仕事をスムーズに進めることができません。
上司の承認が取れたと思い、関係部署に仕事の依頼をすることもあるかと思いますが、上司の答えがコロっと変わってしまい、後から方針転換を関係部署に伝えるのは非常にハードルが高いです。
言ったことを忘れる、もしくは撤回してばかりの上司は信用できるはずがありませんよね。
③自分の話ばかりで部下の話は聞かない上司
自分の話をするばかりで部下の話を聞いてくれない上司は信用できないですよね。
部下に興味が無いのか?自分の自慢話や過去の栄光を語りたいだけなのか?
「上司は自分の話を聞いてくれる」という安心感が無ければ、上司を頼ろうなんて思うはずがありませんよね。
困っていることを相談したら上司の武勇伝を1時間も聞かされて何も解決しなかったなんてこともありました・・・
④仕事が溜まっている部下を置いて自分だけ早く帰ってばかりの上司
仕事を部下に任せきりで、自分だけ早く帰る上司への信用も無くなりますよね。
上司は複数人の部下を管理する立場であるため、ある程度自身の業務量に余裕を必要はあると思います。
トラブルの時にすみやかかつ適切に対処しなければならないですからね。
でも、明らかに特定の部下の仕事が多くて残業続きなのに、何も手を貸さずに自分だけ早く帰るような上司には信用できません。
仕事量を他のメンバーに割り振ったり、できる仕事は手分けして終わらすなどの配慮だってできるはずです。
>>関連記事:【自分だけ仕事量が多いのが不満】仕事量を減らす方法としてはいけない振る舞い
⑤部下をフォローしてくれない上司
上司のそのまた上司にヒアリングをする際、全くフォローを入れてくれない上司には信用を失くします。
事前に上司にヒアリングのポイントを伝えたはずですし、上司のそのまた上司からキツめの質問をされた時や、こちらの進めたい話が通らなさそうなど、ピンチの時こそ上司にはフォローを入れてもらいたいところなのですが、だんまりで何も助けてくれない上司がいました。
正直、「それじゃあ居る意味ないじゃん」と思ってしまいましたね。
⑥気分屋で機嫌の波が大きい上司
その時の気分で機嫌が変わる上司、嫌ですよね。信用できません。
大人になっても子供みたいに機嫌の悪さを態度で示すなんて、自己管理ができていない上司の部下として働きたくありませんよね。
機嫌の波が激しい上司って意外と多くないですか?
気分屋になる理由は、役職が付き偉くなることで、自分の言うことは誰でも聞く状態になるからとも言えます。
自分が思うように仕事を進めたり、決めることができるわけですし、部下も頭を下げて働いてくれますから、「自分が職場の中心」と思うようになってしまうことも頷けますよね。
⑦仕事を部下に押し付ける上司
「自分はわからないから」
「部下の成長の機会だと思って」
と言い訳を付けて部下に仕事を押し付けてばかりの上司も信用できませんし、仕事できない上司だなと思ってしまいますよね。
信用できない上司との接し方のポイント
さて、一度でも「信用できない!」と思った上司に対して忠誠心を持って働くのは難しいですよね。
とはいえ上司だからないがしろにもできないのがサラリーマンの辛いところです。
ここからは、信用できない上司と接するポイントについてお伝えしていきます。
ポイントは次の4つです。
- 上司の指示には忠実に
- 上司に期待しない
- 上司の発言は適当に流す
- 信用できない上司と同ランクの信用できる人を見つける
上司の指示には忠実に
上司との関係はあくまで「ビジネスライク」
これを徹底的に頭に叩き込みましょう。
嫌いな上司を人間だと思ってはいけません。人間だと思うから、上司の言動が気になります。
上司の性格や態度が変わることは無いと思って感情を消して、ひとまず上司の指示には従うようにしましょう。
上司に反抗的な態度を取ることは周囲にあなたの悪いイメージを与えかねません。
上司に期待しない
上司に頼ることは諦めましょう。
上司に頼ったり期待することをしなければ、自分で考える癖が自然と身に付きます。
また、上司が信用できなければ自分の仕事を確実にこなす必要があるため、自分の仕事への責任感も強まるはずです。
ただし、後述するように頼れる人を別に見つけることは大切ですから、なんでもかんでも1人で仕事をしようと思う必要はありません。
上司の発言は適当に流す
上司に言われたこと全てを真に受けていたら精神的に持ちません。
納得のいかない発言や心ない言葉を掛けられたとしても、「適当に流す」という気持ちを持つことは意外にも自分を助けます。
また、他人の悪口や自慢話、無駄話を適当に流すことができる人は、余裕がある印象を与えます。その結果、周囲の人望を集めるなど、自身の評価を高めることにも繋がる可能性もあります。
信用できない上司と同ランクの信用できる人を見つける
上司が信用できない時に、仕事でその上司に頼る必要は全くありませんが、どうしても上司クラスの人の力を得ないと上手くいかない仕事もあるでしょう。
そんな時は、上司のそのまた上司や、隣の部署の上司など頼りにできる人(=仕事の相談に乗ってくれる人)を見つけておくとよいです。
信用できない上司とはおさらば!
信用できない上司と一刻も早く離れたいなら、取れる方法としては次の2通りでしょうか。
- 部署異動を申し出る
- 転職する
部署異動を申し出る
上司が信用できず仕事が思うように進まないなら、自分から部署異動を申し出てみることも1つの方法です。
部署異動を申し出るのは気まずいかもしれませんが、言って後悔よりも、言わない後悔の方が大きいです。
ちなみに、波風を立てない部署異動の申し出の仕方としては、
- やりたい仕事がある
- これまでの経験を活かしてこの仕事がしたい
といったように、人間関係を理由にするのではなく、前向きな仕事の理由を伝えることです。
転職する
信用できない上司と信頼関係の回復が難しく、当面上司が変わらないような状況ならば転職も1つの方法です。
人事異動のローテーションが数年で発生するなど、一定期間を耐えれば上司が変わるような職場であれば良いのですが、そうでない硬直型の職場であれば、今の環境から脱却するために転職活動を始めることをおすすめします。
いきなり転職って言われてもなぁ
転職するほどのストレスかと言われればそうでない人も多いかもしれませんよね。
とはいえ、万が一の時に備えて準備しておくことは大切です。
まさに、「備えあれば憂いなし」です。
準備といっても簡単です。
どのような求人情報が世の中にあるのかを把握しておくことだけ。
転職サイトに登録しておき、自然に求人情報を受け取る環境を作っておく
転職活動の準備を始めるなら、次の方法がおすすめです。
- 自分の市場価値を調べる
- 転職サイトで求人を探す
自分の市場価値を調べる
同じ会社に長く働いていると、自分の市場価値なんて分かりません。とはいえ転職を考えていないあなたにピッタリなサービスがあります。
✔ 市場価値を把握することからキャリアを分析・提案する新たな転職支援サービス
✔ 44万人(毎月2万人)が登録するメガサイト
✔ 「日本の人事部 HRアワード2019 プロフェッショナル人材採用・雇用部門」の最優秀賞を受賞したミイダス コンピテンシー診断が無料
\無料なのに超便利/
転職サイトで求人を探す
すぐに転職するつもりがなくても、転職サイトで求人を探してみるだけで外の世界を知ることができます。
今の待遇と転職サイトに掲載されている求人の待遇情報を比較してみてください。
当サイトがおすすめする転職サイトは次の3つです。
☑おすすめ転職サイト①
① 業界最大級!10万件以上の非公開求人数
② 各業界・各業種に精通したキャリアアドバイザーが、
求職者の希望やスキルに沿った求人を、厳選してご紹介
③ 参加者の80%以上が「満足」しているリクルートエージェント主催の「面接力向上セミナー」に無料参加可能
\登録無料/
☑おすすめ転職サイト②
>>マイナビジョブ20’sで求人を探す
① 20代の転職を熟知するキャリアアドバイザーが専任でつき、内定まで二人三脚でサポート
② 9つの側面から自己分析可能なツールが使用できる
③ 東京・関西・東海地方の転職に強い
\3分で無料登録/
以上、「上司が信用できない!」と感じた経験のある社会人の方は意外にも多くいらっしゃるかと思います。
そうした思わぬアクシデントに直面しても冷静に対処できるのがサラリーマンを続けるコツではないでしょうか。