今の仕事が性格的に合わないと感じる。
「性格的に合わない」を理由に辞めるのは甘え?
この記事は、このような悩みを抱える方へ向けて書いています。
性格的に合わないと感じる仕事を続けるべきか?辞めるべきか?
大手企業の人事部に勤める筆者の経験に基づいて徹底解説します。
筆者が経験した「性格的に合わない仕事」
筆者は新卒で大手インフラ企業に入社しています。
約10年の勤務歴で4回部署異動、部署内での業務持ち替えで計6つの仕事をした経験があります。
大企業ともなれば部署異動するだけで大きく仕事内容が変わることが多いです。(これは会社のジョブローテーションによって差異はある)
「性格的に合わないな」と感じたのは1人で黙々と作業をする仕事です。その割に成果物を作る時の責任は平社員にしては重め。
筆者の性格的に、平社員でもある程度の裁量が与えられており、関係部署と「あぁでもない」「こうでもない」と言いながら議論を重ねて仕事したいタイプなのに、誰とも話すことなく作業を続けるのは苦痛でした。
幸い、部署異動に伴い「転職」することができたのですが、性格的に合わない仕事を続けることは楽しくないし日々の活力が失われていく。そんな感情を抱くことを知りました。
そんな経験から、性格的に合わない仕事をしている人への何かしらの気付きになればと思い、この記事を書いています。
性格的に合わない仕事を続けると後悔する3つの理由
性格的に合わない仕事を辞めたいと思っている方を後押しすべく、性格的に合わない仕事を続けることで後悔する3つの理由についてお伝えします。
- 仕事へのやりがいを失うから
- 仕事のスキルが思うように伸びないから
- 仕事を楽しんでいる人を見るのがストレスになるから
性格的に合わない仕事と分かっていて続けることの「モヤモヤ」は仕事を辞めない限り続くかもしれません・・・
①仕事へのやりがいを失うから
「自分のやりたいことと違うんだよなぁ」
「この仕事、性格的に合ってないなぁ」
このように思いながらする仕事にやりがいを感じることは難しいのではないでしょうか。
>>関連記事:「仕事が虚しい」と感じた時に試して欲しい3つの解決策
自分に向いていない仕事を続けることは、その仕事へのやりがいを失うだけでなく、働くこと自体への情熱や活力を失うリスクがあります。
「働くこと自体が苦痛」という考え方に陥ってしまうとうつ状態になることも。
自分の本音を押し殺して働くことは精神衛生上良くないということです。
②仕事のスキルが思うように伸びないから
「好きこそ物の上手なれ」ということわざは、誰しもが一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
【ことわざ】好きこそ物の上手なれ
【意味】好きこそ物の上手なれとは、どんなことであっても、人は好きなものに対しては熱心に努力するので、上達が早いということ。
故事ことわざ辞典より
この言葉にもあるとおり、自分が好きだと思えない仕事に労力を注ぐのは難しいことです。
反対に、「自分に合っている」と思える仕事ならますます仕事を見つけて新しいことにも挑戦できるでしょう。自ずと経験や知識が身に付き、仕事のスキルも向上するに違いありません。
③仕事を楽しんでいる人を見るのがストレスになるから
自分に合っている仕事に出会えていない人は、自分の仕事に誇りを持って働いている人を見ると羨ましさが募ります。
同時に、「自分はこのままで良いのか・・・」と焦りを感じるでしょう。
筆者自身も、自分とは反対の世界の友人(やりたいことを仕事にしている人)の話を聞いたり、SNSでその情報を見るとやるせない気持ちに苛まれたことが何度かあります。
自分のやりたいことを仕事にできている人に羨ましさを感じる一方で、今の現状を変えられない要因は様々あるかもしれませんね。
筆者の場合は待遇や世間体を気にしてしまっていることは間違いないです。
性格的に合わない仕事でも続けるべき3パターン
ここまでは、性格的に合わない仕事を辞めたいと思っている方を後押しする内容をお伝えしてきました。
ここからは、一歩立ち止まって、性格的に合わない仕事だと感じていても続けるべき場合について考えてみましょう。
次の3つのどれかに該当する場合は、しばらく今の仕事を続けてみてはいかがでしょうか?
- 今の会社が好き
- 社内異動が可能
- 性格的には合わないが成長を感じている
①今の会社が好き
職場の人間関係が良好など、社内の雰囲気が良かったり、待遇(給与面・福利厚生面)で恵まれている場合は、総じて恵まれた環境で働くことができているといえます。
仕事内容が性格的に合っていなくても、会社に所属していることが総合的に好きだと思えるならOKです。
100点の職場は無いということです。
②社内異動が可能
筆者がこちらの例なのですが、部署異動で仕事の内容が変わるならすぐに辞める必要は無いです。新し仕事に携わるチャンスがありますからね。
ですが、会社の仕事のやり方は大きくは変わらないため、例えば大企業に所属していて、
「もっとスピード感のある仕事がしたい」
「若いうちから裁量のある仕事を持ちたい」
「完全歩合制の仕事がしたい」
などの想いがあるなら転職して会社自体を変える必要があるでしょう。
③性格的には合わないが成長を感じている
自分に向いていない仕事でも自分の成長が感じられる場合なら、しばらく様子を見てみることも1つの選択です。
人は成長する時に困難にぶち当たります。
多くの場合、仕事が上手くいかないことを、「性格的に合わない」と決めつけてしまいがちですが、スキルや経験が不十分なために結果が出せていないことも可能性として考えられます。
また、自分を成長させるものとして上司をはじめとした「指導者」の存在です。
誰しも厳しい上司や嫌だと思うかもしれませんが、厳しい上司こそ実は部下のことを思って情熱を持って指導しているかもしれません。
そのような上司の下で働くことは、ビジネスの基本的な考え方を学ぶ絶好のチャンスです。「自分は合わない」という一言でチャンスを潰さないようにしたいですね。
実は、「仕事が性格的に合わない」以外のことで辞めることを躊躇していませんか?
「仕事が性格的に合わない」というのはあなた自身の悩みですが、今の仕事を続けるべきか悩んでいるのは、もしかするそれ以外の悩みも関係しているのではないでしょうか。
次の3つのような悩みがあって、今の仕事が辞めづらいということはないですか?
- 職場に迷惑がかかるから辞めづらい
- 会社に引き留められて辞めづらい
- 入社間もないから辞めづらい
①職場に迷惑がかかるから辞めづらい
退職・転職に踏み出せない理由で上位にランクインする理由として、次が挙げられます。
1位 退職後の生活が不安
2位 職場の人手が足りない
3位 家族の反応が気になる
4位 在職中きまずい
5位 職場に迷惑がかかる
参考記事:仕事辞めたいけど言えない…300名が選ぶ理由ランキング
辞める職場のことを気にする理由が多いことが分かりますね。
>>関連記事:「辞めるに辞めれない」少人数の辞めづらい職場を円満退職する方法
②会社に引き留められて辞めづらい
会社を辞めると言ったのに、上司や人事部から引き留められてもう一度言う勇気が無いという話はよく聞きます。
>>関連記事:【確実に退職できる理由3つ】上司からの引き留めを徹底回避する退職理由とは?
③入社間もないから辞めづらい
これは人間誰しも思うかもしれませんが、入社して数ヶ月で「辞めます」は言いづらいですよね。
どうしても入社して間もなく会社を辞めたいと感じた場合に取るべき行動について次の記事でまとめています。
>>関連記事:新卒社員が仕事を辞めたいというのは甘え?退職すべき理由と続けるべき理由を解説
性格的に合う仕事を見つける方法
性格的に合わない仕事を続けるよりも、自分の性格に合った仕事をしたいですよね。
最後に、性格的にぴったりあてはまる仕事を見るけるための方法についてご紹介します。
- 仕事上の自分の性格を把握する
- 転職エージェントで転職のプロに相談する
- キャリアコンサルタントと自身のキャリアビジョンについて考える
①仕事上の自分の性格を把握する
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②転職エージェントで転職のプロに相談する
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以上、「性格的に合わない仕事」と感じた時に取るべき行動についてお伝えしてきました。