✔ 毎月の残業20時間は多いの少ないの?
✔ 残業20時間の生活スタイルは?
この記事では、大手インフラ企業に勤めるアラサー会社員が、自身の経験を元に上記の疑問にお答えします。
✔ 残業20時間がきついかどうかは立場や職場事情次第
✔ 残業20時間なら人間的な生活が送れることは間違いない
上記関連記事のとおり、筆者は残業40時間・60時間の経験もありますが、残業20時間という職場は非常に恵まれていると感じます。
その裏付けとして、転職サイト最大手のリクナビNEXTでも、求人検索で「月平均残業時間20時間以内」という検索結果絞込機能があることをご存知でしょうか?
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残業月20時間の生活スタイルとは
残業月20時間の場合、1月20営業日を前提とすると
- 毎日1時間の残業
- 毎日の帰宅時間の平均は19時~20時
といった生活がイメージできます。
そこで残業時間や帰宅時間に関するデータを見てみましょう。
厚生労働省が毎月発表している毎月勤労統計調査によると、2020年10月のデータで全産業平均13.7時間と公表されています。
こちらのデータと比較した場合、月20時間でも平均を超えた水準であることがわかります。
厚生労働省のHPでは、「残業時間は、原則として月45時間・年間360時間とし、臨時的な特別の事情が無ければこれを超えることができません」と記載されています。
ちなみに、1日の残業が1時間程度なら、不安定な先行きに備えて別の収入源を作ることも考えてみることをおすすめします。
「【意外と簡単】普通のサラリーマンでも月1万の小遣いを稼ぐ方法6選」では、普通のサラリーマンでも本業以外の収入源を作る方法について述べています。
残業20時間が「ちょうど良い」と感じる理由
筆者は残業20時間は次の点でバランスを取れており「ちょうど良い」と感じています。
プライベートを大切にできる環境でありながら、ある程度の仕事量がある点
残業20時間というのは、冒頭でもお伝えしたとおり1日あたり1時間です。
仮に、ある1日を定時上がりとした場合でも他の日で2時間の残業をする程度で良く、月に数回の定時上がりも可能です。
そんなプライベートを大切にできる環境でありながら仕事量がある程度あることに価値を置いている理由としては、仕事は暇すぎると辛いからです。
いくら残業が少なくても、会社に行ってもやることがなく、1日中パソコンの前に座ってネットサーフィンをしているだけの毎日は苦痛です。
その点、残業20時間の人は、1日のうちにやらなければならない仕事がきちんとあるはず。
いわゆる、ワークライフバランスが整っているのが残業20時間なのではないか?と筆者は思っているのです。
残業20時間がきついかは立場や職場事情次第
前の章では、残業20時間がちょうど良いとお伝えしてきましたが、立場や職場環境によっては残業20時間でもきついです。
「残業20時間でもきつい」と感じる可能性があるケースは次のとおりです。
- 子供のお迎えなど、育児に関する家事がある場合
- 周りの社員が残業しない場合
子供のお迎えなど、育児に関する家事がある場合
子供のお迎え、家族の夕食作りなど、子育てに奮闘する親世代にとっては、1時間の残業があるだけでもきついと感じる人は少なくないでしょう。
たかが1時間されど1時間、家事や子育てを多忙な毎日でこなす人にとっては、1時間あれば夕食の準備ができます。買い物に行って家の掃除もできます。
周りの社員が残業しない場合
たった1時間の残業でも、周りの社員が同じように1時間残業しているのと、全員が定時上がりで残業しているのは自分だけというのは大きな違いです。
人の少ないオフィスで残業するのは心細いですし、早く帰りたいという気持ちが早まります。
それと同時に、「どうして自分だけ残業しなければならないんだ」と感じることはストレスになり精神衛生上好ましくありません
【残業20時間でもきついと感じる人向け】残業を強いられる「よくある原因」
ここでは、本当はもっと早く帰ってやりたいこと・やらなければならないことがあるのに残業を強いられる原因について、よくあるものを考えてみました。
- 職場が人手不足
- 繁忙期
- 仕事が偏っている
- 残業が当たり前の雰囲気で無駄に残業している
職場が人手不足
職場が人手不足の場合、1人あたりの仕事量が増えますから、残業せざるを得ないことがあるでしょう。
人手不足で辛い場合は、人事担当や上司に職場の状況を伝えなければ何も変わりません。
ですが、人を1人雇うだけでも会社としては莫大な費用がかかる、いわば投資です。
人手を増やすのは、効率化の工夫や業務負荷の平準化を図っても状況が改善しない場合の最終手段と言えるのではないでしょうか。
繁忙期
筆者個人としては、業務繁忙期の月20時間残業なら非常にホワイトな職場環境であると感じます。
繁忙期ということは、他の月は20時間よりも少ない残業時間だと言えますよね。
それでも、
『繁忙期でさえも20時間の残業はありえない』
と言うのなら、
- 繁忙期に集中している仕事を他の時期にずらすことはできないか?
- 繁忙期に行っているルーティン業務は省略できないか?
など工夫するしかありません。
仕事が偏っている
部署単位での仕事量が多いのではなく、特定の社員に仕事が偏っていることもあるでしょう。
「【自分だけ仕事量が多いのが不満】仕事量を減らす方法としてはいけない振る舞い」にも書いていますが、次のような性格の人は仕事が偏りやすいです。
- 仕事を断るのが苦手
- 仕事を人に振るのが苦手
ただし、仕事が偏っているのは周囲から信頼して仕事を任されているという可能性もありますから、見極めが難しいところです。
残業が当たり前の雰囲気で無駄に残業している
残業が当たり前の会社、残業している人が偉いという風潮がある会社に勤めていれば、月20時間の残業なんて普通かもしれませんね。
おれが若かった頃はもっと遅くまで働いたもんだ。
残業が当たり前となっている会社の実態について「「残業が当たり前」になっている会社が変われない理由を中の人が語ってみた」で書いています。
ちなみに、残業が当たり前の会社の特徴は次の共通点があります。
自分以外の社員が残っている
人は周りの環境に大きく左右されます。
定時が終わったにも関わらず自分以外の社員が残っていると、
自分も残らないといけないように感じてしまいます。
逆に、遅い時間に職場に人が少なければ、寂しさもあり『仕事は終わらせて早く帰ろう』と思うでしょう。
仕事が終わったのに、なんとなく周りの環境に合わせてしまうことが1つの原因です。
また、周りの社員同士の残業時間におけるコミュニケーションが多い場合、先に帰るのはなんとなく気が引けてしまうこともあります。
上司が残っている
上司が自分よりも遅くまで働いていると、次のようなことを考えてしまいがちです。
『早く帰ろうとする自分に不満を感じていないか』
『上司より早く帰ると評価が下がるのではないか』
上司が早く帰ってくれると気が楽ですよね。
上司が残業している場合、何かできること、手伝えることが無いか確認して何も無ければ帰りましょう。
ただただ気を遣って付き合い残業する必要は無いのです。
残業の少ない働き方を希望するならこの方法を試そう
それでは、残業が多い生活から脱却し、自由な時間を手に入れるための方法を考えてみましょう。
- 仕事を効率的に進める
- 部署異動を申し出る
- 割り切って”残業しない人”になる
- 残業が少ない会社に転職する
仕事を効率的に進める
残業を減らすために個人で取り組むことができる第一の方法は、目の前の仕事を効率化することです。
①タスクリストを作る
まずは自分の仕事がどれだけあるのかを視覚化しましょう。
タスクリストを作ることで、頭の中が整理されます。
仕事で「やることが多い」と感じているときは特に書き出してみることをおすすめします。
なお、ただタスクリストを作るのではなく、次のポイントを意識することで活用できるタスクリストになるでしょう。
✔ やることは具体的に書く
✔ 時間を見積もる
✔ 帰る前に翌日のやることを整理する
②仕事に優先順位をつける
ToDoリストを作ったら、次に優先順位をつけていきましょう。
納期が短いものや人にお願いしなければならないものは優先度を高めに。
納期が長いものや、自分1人で完結するものは優先度を低く設定します。
そうすることで、「残業してまでやらなければいけないこと」が明確になります。
裏を返せば、「その日に残業してまでやらなくても良いもの」が分かります。
だらだらと目の前の仕事をこなすのではなく、メリハリのある計画を立てることで、残業しない日を作ることができる気がしませんか?
③思考力が必要な仕事は残業時間にやらないと決める
- アイデアを出さなければいけないもの
- 多くの情報を扱うもの
上記のような頭を使う仕事は、とにかく朝やりましょう。
1日の仕事で頭が疲れているはずなので、残業してやるべき仕事は単純作業に充てることが最も効率的です。
アイデアや文章を考えるような、思考力が必要な仕事。
どうしても残業時間でやりたい場合は、残業時間で5割の完成度で手を止めましょう。
翌朝、頭がスッキリした状態で5割を10割にするとスピードもクオリティも良いものに仕上がります。
部署異動を申し出る
同じ会社でも、残業が多い部署と少ない部署がありますよね。
残業が多い部署に居ると、仮に同じ仕事量でも残業が増えます。これは筆者の感覚的な部分もありますが、意外と正しいのではないでしょうか。
なぜなら、先にも述べたように、残業の多い部署には次の2つの共通点があります。
- 遅くまで会社に残っている社員が多い
- 上司が遅くまで残っている
その環境に身を置くだけで、周りの環境に自分も合わせてしまい、自然と残業が増えます。
したがって、残業の少ない部署に異動希望を出すことは、残業を減らす方法として重要なポイントではないでしょうか。
割り切って”残業しない人”になる
あなたが残業している理由は何でしょうか?
- 仕事が終わらない
- 帰りづらい
- 残業代目当て
- 家に帰りたくない・・・
残業している人にはそれぞれ理由があると思います。
ですが、本当に残業しないと仕事は回らないのでしょうか?
真面目で責任感のある人ほど、誰からも文句のつけられない仕事をしようと思うがあまり、自ら仕事を増やしてしまうことがあります。
割り切って「残業せずに帰るキャラ」になってみて見える世界もあると思います。
残業が少ない会社に転職する
残業が少ない部署への異動希望が叶わないのなら、残業が少ない会社に転職することも1つの選択肢です。
社内の異動希望って叶わないことの方が多いので、意外と転職した方が即効性があるかもしれません。
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とは言ってもいきなり転職はなぁ
今の時点で会社を辞めるつもりがなくても、いざという時のために準備だけはしておきましょう。
準備といっても簡単です。
どのような求人情報が世の中にあるのかを把握しておくことだけ。
転職サイトに登録しておき、自然に求人情報を受け取る環境を作っておく
転職活動の準備を始めるなら、次の方法がおすすめです。
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以上、残業20時間をきついと思うか楽と思うかは人それぞれですが、自分が働きやすい環境を手に入れるためにも、相場を知ること、自分にできることを知ることが大切なのではないでしょうか?