✔ 上司の「忙しいアピール」のせいで仕事がしにくい
✔ 「忙しいアピール」をしてくる上司にはどう対処するのが正解?
常に「忙しいアピール」をしている上司に振り回されていませんか?
「忙しいアピール」をしてくる上司だと
- 些細な相談がしにくい
- 仕事のことで声をかけるタイミングを気にする必要がある
といったように、仕事を進めるのに非常に気を遣いますよね。
大手インフラ企業に勤める筆者も「忙しいアピール」をしてくる上司に悩まされた経験がありますので、実体験を元にこの記事を書いています。
✔ あなたの上司が忙しいアピールをする理由
✔ あなたの上司が忙しいアピールをする人だった時の対処法
あなたの上司が「忙しいアピール」をする理由
忙しいアピールをしてくる上司の狙いは何なのか?
どうして忙しいアピールをしてくるのか?
理由を理解していないと的確な対処ができませんから、考えられる理由を述べていきます。
理由①:忙しい自分が好き
たくさんの人から声をかけられたり、仕事をお願いされたり、電話が入ったりすると、
『自分は周りから頼りにされている』
『バリバリ仕事している』
という感覚に浸ります。自己承認欲求が満たされるため気持ちはわかります。
その喜びを周りに伝えたくて「忙しい、忙しい」と口に出てしまうわけですね。
理由②:周りに自分のことを気にかけて欲しい
上司として自分のチームのコミュニケーションを活発にするために「忙しい、忙しい」と言っている可能性があります。
会話のきっかけにしているということですね。
デキる上司なら、もっと気の利いたネタで会話を盛り上げてほしいところです。忙しいアピールほど部下としては拾いづらいものは無いですから。
気にかけてほしい気持ちは分かりますが、「忙しい、忙しい」と言われても返し方に困りますよね・・・
理由③:仕事の要領が悪い
「忙しいアピール」をしてくるあなたの上司は、本当に忙しくて手一杯かもしれません。
周りから見ればたいして仕事量がなかったとしても、本人の仕事の要領が悪く、ちっとも仕事が片付いていないだけではないでしょうか。
仕事をそつなくこなせる人は、「忙しい」なんて言葉は発せずに淡々と仕事を終わらせるはずですが、あなたの上司はそういった振る舞いができないタイプと割り切って考えましょう。
理由④:キャパが狭い
周りからしたら大した量の仕事ではなくても、「忙しいアピール」をする上司にとっては仕事量が多いと感じているかもしれません。
暇な部署から異動してきた人にとっては、1つでも納期の短い仕事があるとてんやわんやしてしまうこともあるでしょう。
暇な部署に長年在籍している人と、残業が当たり前の部署に居る人では「忙しい」の基準が変わってくるはずです。
理由⑤:仕事を増やさないで欲しいと思っている
忙しいアピールをすることで新しい仕事をブロックしている可能性があります。
あらかじめ「忙しい」とアピールしておくことで他の人に仕事を代わってもらおうと考えているかもしれません。
ただ筆者の経験上、会社で自分の居場所があることは非常に幸せなことだと感じます。
暇すぎて自分の存在価値が見出せないという悩みもあるわけですから、いつも「無理!無理!」と言って仕事を避けている人を見ると残念だなとは感じます。
上司が忙しいアピールをしてくる時の対処法
上司が「忙しいアピール」をしてくる理由について分かったところで、そんな上司への対処法について述べていきます。
人の上に立つ人間たるもの、忙しくてもそれを部下に気にさせない振る舞いをしてもらえるのが理想ですが、上司が全員完ぺきなことはまずありません。
部下からアクションを起こすことも時には必要でしょう。
手順①:何か手伝えることがないか聞く
「忙しい、忙しい」と言っている上司が居たら、まずは
『何か手伝えることはないですか?』
と聞いておきましょう。
そこで仕事を頼まれれば、仕事を手伝うことで上司の仕事も多少は楽になり、「忙しいアピール」も減るかもしれません。
こちらから手を差し伸べていれば、上司が忙しそうだから話しかけづらいという思いも緩和されますよね。
一方、仕事を頼まれなければ、上司は仕事を振るのが下手なのか本当はそこまで忙しくないのに「忙しいアピール」をしていただけだとわかります。
手順②:受け流す
手順①で手伝えることがないか聞いたものの手伝える仕事は無かった場合。
それでも上司からの「忙しいアピール」が無くならない場合は、あまり深く考えずに受け流しましょう。
受け流したところで、手伝う姿勢を見せているあなたの評価が下がることもないですし、上司もあなたに向かって「忙しい、忙しい」と言っているわけではないでしょう。
上司の独り言はスルーしづらいですが、ここは敢えてスルーで良いかと思います。
ここまでは手順として述べましたが、上司が「忙しいアピール」をしてくる場合は、その言葉に隠された上司の想いを汲み取ってあげることが大切ですね。
それによって声をかけて仕事を手伝うべきか、そっとしておくのかを判断しましょう。
上司への不満は転職の理由になる?
この記事から、「忙しいアピール」をする上司は次のような特徴があることが考えられます。
- 仕事の要領が悪い
- 部下に仕事を振るのが下手
- かまってほしがり
上司との関わり方に関する悩みは非常に多くの方が抱えていることでしょう。
厚生労働省が発出している労働時間やメンタルヘルス対策等の状況によると、次の結果が出ています。(※平成29年のデータ)
✔ 仕事に悩み・ストレスを抱えている人の割合は労働者の役60%
✔ 主な原因として挙げられる理由トップ3
①仕事の量・質
②仕事の失敗・責任の発生
③対人関係(セクハラ・モラハラ含む)
このように、職場の人間関係で悩む方はやはり多いです。
なかでも上司に対する悩みでは、次のような悩みが想定されます。
✔ セクハラ・モラハラ
✔ 話や説教が長く無駄に時間を取られる
✔ 相談しても無視される
✔ 仕事を押し付けて先に帰られる
✔ 過去の失敗をネチネチ言われる
このような上司への不満、悩みは当然転職の理由になります。
この記事によると、「上司の仕事が気に入らないことが理由で転職した人が4割」とのデータがあります。
上司との関係性を理由に転職を決めている人が10人に4人も居るなんて驚きですが、上司は自分では選べないもの。
転勤が多い職場であれば、嫌いな上司との付き合いは数年の我慢かもしれませんが、転勤がほとんどない職場なら我慢し続けるしかありません。
嫌いな上司との関係性を断ち切るためには転職するしか方法が無いのですね。
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