新しい職場で仕事を教えてもらえない・・・
新入社員で初めての配属先で。
人事異動で新しい職場へ。
転職で別の会社へ。
『新しい環境で1から頑張ろう!』と意気込んでいたのに、誰も仕事を教えてくれない。
周りの人は忙しそうなのに、自分だけやることがない。申し訳なさとやるせなさだけが募っていく。
そんな悩みを抱えている方へ。
✔ この記事を読めばわかること
・新しい職場で仕事を教えてもらえない理由と解決策
・状況が好転しない場合は、会社の体制や習慣に不備がある可能性が高いため見切りをつけて転職するべき
仕事を教えてもらえない2つのケース

新しい職場に着任したばかりなのに、仕事を教えてもらえないケースは大きく2つ考えられます。
- 特定の上司や先輩だけが仕事を教えてくれないケース
- 職場全体が仕事を教えてくれないケース
それぞれのケースの理由と解決策について解説していきます。
特定の上司や先輩だけが仕事を教えてくれない理由と解決策

特定の上司と先輩だけが教えてくれないケースにおける理由と解決策について。
直属の上司や指導員の先輩が仕事を教えてくれないと、日常の業務の内容がわかりません。
見様見真似で覚えるにも限度がありますが、仕事を教えてくれない人って結構いるものです・・・
仕事は教えてもらうものではないという固定概念を持っている
上司や先輩自身が「仕事は教えてもらうものではない」と思っていることがあります。
『自分が新人の時も仕事を教えてもらった経験は無い』
『仕事は見て覚えるものだ』
といった価値観を持っている場合、こちらから動かない限り仕事を教えてくれることはないでしょう。
おそらく、上司や先輩自身も当時苦労されたと思うので、『自分が逆の立場になったら丁寧に教えてあげよう』という気になってもらえれば良いのですが・・・
✔ 解決策
・上司や先輩のスタンスに合わせ、見て覚える努力をする。
・覚える姿勢を見せつつ、部分的に質問してみる。
・教えてもらえたことに感謝を伝える。
『仕事は教えてもらうものではない』と考える人にいきなり仕事を教えてもらおうとすることは逆効果です。しばらくは様子を見ることが肝心。
ただし、時を図って仕事に関する質問をしてみましょう。もし教えてもらったら十分に感謝を伝えるのです。
そうすることで、上司や先輩に『仕事を教えるのも悪くない』と感じてもらえるかもしれません。
自分でやった方が早いと思っている
『教える時間がもったいない』
『自分でやった方が早く終わる』
こう考える上司や先輩の特徴としては、他人を信じていないことです。
他人を信じていない人は、自分の腕に自信があります。
自分1人で終わらせる > 人に教える
という考え方の持ち主です。
✔ 解決策
・上司や先輩の仕事に対する尊敬からアプローチする。
自分の腕に自信がある性格の持ち主ですので、仕事への姿勢や成果に好意的であることを伝えると心を開いてもらいやすいです。
心理学的にも、相手に好意を伝えれば自分も好意で返したくなることを「返報性」という言うそうです。
『こいつは自分の仕事を良い目で見てくれているな』と上司や先輩に感じてもらうことで仕事を教えてもらえる可能性はグッと高まるでしょう。
仕事を取られるのを嫌がっている
続いて上司や先輩が仕事を教えてくれない理由として、上司や先輩自体が「仕事を取られるのを嫌がっている」ケースです。
その場合は大抵、職場の仕事量が相当少なく、その仕事をあなたに引き継いだら上司や先輩の仕事が無くなってしまう状況が考えられます。
✔ 解決策
・職場を変える
少々乱暴かもしれませんが、上司や先輩と仕事を取り合うほど仕事が少なく余裕のある職場にあなたが属する必要性がありません。
あなたがその職場に配属された理由が分かりませんが、その職場に居続けても時間を持て余すだけになってしまう可能性が高いため、異動を申し出る、転職するなどして職場を変えることが解決策です。
接すること自体を避けている
仕事を教えてもらえないのは、あなたのことを避けているのかもしれません。
接すること自体を避けられてしまっているのなら、仕事を教えてもらえるはずが無いです。
上司や先輩があなたのことを避けている原因があなた自身にあるのなら早急に、何が原因なのかを特定し、改善しましょう。
✔ 解決策
・上司や先輩が自分のことをどう思っているかについて、職場のメンバーにリサーチする。
自分が避けられている原因が分からない限り状況は好転しないので、同じ空間に居る職場のメンバーに聞いてみることをおすすめします。
人に教える自信が無い
上司や先輩は人に教えることが苦手で自信が無いのかもしれません。
何も知らない人に0から仕事を教えるのは意外と難しいものです。
『何から教えれば理解してもらえるか?』
『自分が言っていることを理解してもらえるか?』
と上司や先輩も不安に思っているかもしれません。
✔ 解決策
・聞きたい内容を明確にして質問する
・教えてもらったら感謝を伝える
なんとなく『仕事を教えてください!』とお願いするのではなく、『この仕事のこの部分について教えてください』などと、上司や先輩が教えやすい質問をすることを心掛けましょう。
何をどこから教えていいか分かっていない上司や先輩も、個別具体例のある質問であれば答えてもらえるはず。
また、教えてもらったら『よくわかりました。ありがとうございました』の一言を添えておくと、上司や先輩も『自分の教えた内容を理解してもらえて良かった』と教えることの自信に繋がります。
職場全体が仕事を教えてくれない理由と解決策

新しく配属された職場で、誰からも仕事を教えてもらうことができず自分がけ干されている・・・
なぜそのようなことが起きるのか?解決策とともに考えていきましょう。
職場が業務繁忙で教育に手が回っていない
職場が時期的な都合で業務が忙しく、新人の教育に手が回らないことが考えられます。
(繁忙になることがあらかじめ分かっているのならその時期をずらして採用してくれと思いますが・・・)
業務が突発的に忙しくなることはどの職場でも考えられることですので、一時的なものであれば我慢しましょう。
仕事が落ち着けば改めて教えてもらえる可能性があります。
ただし、2週間~1ヶ月にわたり同じ状況が続くのであれば、その会社の管理体制が上手く回っていないのでは?と疑った方が良いです。
そもそも、あなたが必要だから採用したはずなのに、あなたを戦力として活用する体制が整備できていない証拠です。
人材の適正配置がきちんとできない会社で働き続けることは、あなたもいつか業務繁忙の渦中に巻き込まれるおそれがあります。最悪の場合倒産するリスクも・・・
✔ 解決策
・人事部へ相談してみる
・それでも状況が好転しないなら転職を検討する
あなたの配属を決定したのは会社の人事部であるはずなので、今の状況(職場の誰からも仕事を教えてもらえず戦力になっていない状況)を伝えましょう。
人事部としては、あなたが配属されたにも関わらず戦力として活用されていない状況は想定外のはず。
もしかしたら人事部からあなたの部署へ何かしらの提言をしてもらえるかもしれません。
それでも人事部が動いてくれない場合、動いてくれたのに状況が好転しない場合はその会社に居続けても何も変わらないため転職を検討しましょう。
人の入れ替わりが激しいため教育に身が入らない
離職率が非常に高く、人の入れ替わりが激しい職場である可能性も1つの理由として挙げられます。
離職率の高い職場では、
『仕事を教えてもどうせすぐに辞めるだろうから時間の無駄』
と思っている人が多い傾向にあります。
長く働いてくれるのであれば仕事を教えたことの見返りがありますが、いつ辞めるか分からない相手に仕事を教える気にはなれませんよね。
✔ 解決策
・「長く働く気があること」をアピールする
職場の人に信じてもらえるか次第ではありますが、自分はすぐに辞めないという自信があるのなら、長く働くつもりであることをアピールして仕事を教えてもらうよう声掛けをしましょう。
仕事を教えてもらえない会社に見切りをつけて転職するなら転職エージェントを活用すべき

仕事を教えてもらえない職場に居続けるのは正直しんどいです。
・職場の人間関係ばかり気になり仕事に集中できない
・仕事に集中できないのでスキルが身につかない
・仕事を教えてもらえない環境ではキャリアアップが見込めない
今の職場で時間を無駄に過ごすのは自分のキャリアを考えると非常にもったいない。
転職エージェントなら、あなたが直面する今の環境を考えて求人を提案してもらえます。
転職サイトをじっくりと比較したい!という方はこちらの記事も参考にしてください。
