仕事で深く考えすぎるあまり、すぐに行動に移せなかった。仕事が遅いと言われた。そんな経験はありませんか?
以下、仕事で考えすぎる人の具体例です。
・分からないことがあったが、「そんなことも知らないの?」と思われるのが恥ずかしくてすぐに人に聞けなかった。
・上司に相談したいことがあったが、忙しそうにしていたのでタイミングを図りすぎてなかなか相談できなかった。
・関係者に送るメールの内容にミスがあってはいけないと思い、1通のメールを送信するのに時間がかかった。
考えすぎると、すぐに行動に移すことができないことがありますよね。
この記事を読むことで、
- 仕事を考えすぎる人はデキるビジネスマンの素養がある
- 仕事は深く考えすぎる必要ない
といったことを理解してもらえれば幸いです。
>>【関連記事】仕事ができないと言われた。考えられる10個の原因と対処法を具体的に紹介
考えすぎて仕事が思うように進まない人のタイプ
考えすぎて仕事が遅い、思うように進まない人は次のような特徴があります。
- 過去の失敗を気にしすぎる
- 自分の考えたことに自信が持てず長時間考え込んでしまう
- マイナス思考で悪いケースばかり考えてしまう
それでは、1つずつ詳しく見ていきましょう。
タイプ①:過去の失敗を気にしすぎる
過去に起こした失敗を二度と起こさないために自分にプレッシャーをかけすぎてはいませんか?
・同じミスを繰り返したくない。
・周囲から学習能力が無いと思われないか不安。
たしかに、同じ失敗を何度も繰り返すと『仕事ができない』と言われてしまう可能性がありますので、必要以上に注意をしてしまうのはある程度仕方がないことだと思います。
タイプ②:自分の考えたことに自信が持てず長時間考え込んでしまう
1つの課題に対し、自分の考えたことが正解なのか自信を持てないとき、次のような気持ちになりますよね。
・考えれば考えるほど、自分が思ったことが間違っているのではないかと不安になる。
・とはいえ人に聞く前にある程度調べて知識を蓄えてからでないと申し訳ない。
これは経験不足・知識不足がもたらすため、この思考から脱却するにはある程度の経験や勉強が必要です。
タイプ③:マイナス思考で悪いケースばかり考えてしまう
仕事に関係なく、マイナス思考であらゆる物事は自分の思うようにいかないと考えてしまうタイプです。
・マイナス思考だと上手くいかないから良くなることだけを考えろ
と言う人もいますが、マイナス思考の人にとっては過去に何度も前向きに考えてきたのに上手くいかなかった経験があるからこそ「マイナス思考」になってしまうのですよね。
仕事を考えすぎる人はデキるビジネスマンの素養がある理由
仕事で深く考えすぎて仕事が遅い人・思うように進まない人は、考えすぎてしまう自分に悩んでいるかもしれません。
ですが、ビジネスコンサルタントの細谷氏も次のように考えることの重要性について述べています。
問題解決を川上から川下へという川の流れにたとえれば、川下の仕事から順々に機械化やAI化が進み、人間ならではの仕事は、川上の仕事に限られていくことになるでしょう。ここで必要な力がまさに(知識量ではなく)自ら考える力ということになるのです。
https://diamond.jp/articles/-/148203
今は考えすぎて思い通りに仕事が進んでいないのかもしれませんが、考える力があることは、AI化によって人間の仕事が淘汰されていく中で生き残っていくビジネスマンにとっては、なくてはならない素養です。
ここでは、考える人がデキるビジネスマンの素養がある理由について書き進めます。
「考えすぎる人」を肯定的に捉えると・・・
- 想像力に長けていると言えるから
- 慎重に仕事を進める癖がついていると言えるから
- 人が見落とす点に気付くことができると考えられるから
理由①:想像力に長けている
考えすぎる人は、自分の行動に対する周りの反応を予想します。
・自分の発言に対して周りの人はどう思うだろうか?
・自分が送るメールの内容を理解してもらえるだろうか?
結果を気にしすぎるあまり、1つ1つの行動を判断するのに時間がかかってしまうものの、想像する力は非常に長けているのではないでしょうか。
仕事をする上で、様々なケースを想定して進めることは大事な素養ですから、考えすぎることは想像力があることであると前向きに捉えても良いと思います。
理由②:慎重に仕事を進める癖がついている
人より失敗することを恐れる「考えすぎる人」は、まさに石橋を叩いて渡るタイプの人です。
きっと失敗を起こさないように慎重に仕事を進めるでしょう。
あらゆるケースを想定し確実に仕事を遂行する人は、いざという時に周囲から信頼されるはずです。
仕事にスピード感が無いのは課題かもしれませんが、適当に仕事をこなしてミスばかりする人よりは良いと思いませんか?
理由③:人が見落とす点に気付くことができる
思考をめぐらす癖がある「考えすぎる人」は、他の人が気付かないような視点を持っているはずです。
「これが正解に間違いない!」といった言わば判断力に長けた人ももちろん優秀だと思いますが、固定概念などによって見えない部分を見落としてしまうことも。
そういった人をフォローする形で、誰も指摘しなかったリスク・懸念点を察知し、組織を重大な失敗から救うことができる存在になることができるかもしれません。
仕事なんて考えすぎる必要はない
前の章では、考えることの大切さについてお伝えしましたが、仕事は考えすぎる必要なんてないのです。
その理由について次のとおりお伝えします。
- 仕事に100点は無いから
- 仕事は一人で抱え込むものでは無いから
- あなたの仕事ぶりへの評価は人によって変わるから
仕事に100点は無い
仕事に100点なんて存在しません。
周りの全員から『OK!いいね!』と言ってもらおうと思うから考えすぎてしまうので、仕事の成果は80点で良しと割り切りましょう。
パレートの法則によれば、経済において、全体の数値の大部分は、全体を構成するうちの一部の要素が生み出しているとのこと。
ビジネスにおける具体的な例として、次のように言われています。
・仕事の成果の8割は、費やした時間全体のうちの2割の時間で生み出している。
・全体の20%が優れた設計ならば実用上80%の状況で優れた能力を発揮する。
したがって、あなたの仕事も2割の思考で8割の成果が決まってくるわけです。
そう考えることで、仕事にスピード感・割り切り力がつく気がしませんか?
仕事は一人で抱え込むものでは無い
仕事はあなた一人でやるものではありません。
周囲の人と協力して1つの成果を出した方が充実感も大きいず。
自分にできること/できないことを把握し、できないことは周りを巻き込むことを意識すれば自ずとあなたへの評価も変わってくることでしょう。
また、周りの人たちだって仕事で頼られるのは嬉しいはずです。甘えすぎてはいけませんが、自分でやるものと人に頼るもののバランスを考え直してみてはいかがでしょうか。
あなたの仕事ぶりへの評価は人によって変わる
あなたが出した仕事の成果が2通りあって、それがAとBだったとします。
あなた自身が悩みに悩んでどちらかを選んだ場合であっても、あなたの仕事を評価する人によって、Aを評価する人とBを評価する人が存在するはずです。
そう考えると、あなたはAかBを悩んでいる時間はもったいなくて、Aの成果と出した後にBの成果を出した方が自ずとあなたの評価が高まるのではないでしょうか。
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以上、この記事では、仕事で考えすぎるあまり仕事が思うように進まない悩みについてお答えする形で、次の点について述べてきました。
- 「考えすぎる」という性格は長所になる
- 一方、仕事は考えすぎなくて良い
仕事において「考える」というのは一種の割り切りが必要です。割り切って考えることができれば良いですね。