「窓際族」って本当に勝ち組なの?
「窓際族」という言葉を聞いて第一印象で感じるのは2つのパターンに分けられるのではないかと思っています。
それは、「可哀そう」と「羨ましい」です。
「窓際族」の価値は、仕事に対する考え方で180度変わるということです。
価値観は人それぞれですが、基本的には窓際族は勝ち組とは思わない方が良いです。
この記事では、その理由について書きました。
日系大手に7年勤める私が、社内ニートになりかけた自身の経験を元に書きました。
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窓際族とは?
窓際族とは、「やることのない職場に追いやられた余剰社員」のことを言います。
以前は終身雇用が絶対だった日本社会では、簡単に社員を辞めさせることができず、名ばかりの役職を与えるものの、仕事は与えられない年配の社員が目立ったそうです。
仕事でやることがなく1日中ネットサーフィン
座席は隅に追いやられている
基本的には、会社には貢献せず会社にぶら下がっている社員を揶揄する言葉として使われてきたのですが、副業など働き方の形が変わり「窓際族」に憧れを持つ人が存在することも事実なのです。
本業の傍ら、空いた時間を有効活用して小遣い稼ぎができるなら最高ですよね。月1万円でも会社以外からお金を貰う。そんな時代です。
「【意外と簡単】普通のサラリーマンでも月1万の小遣いを稼ぐ方法6選」にて普通のサラリーマンでも本業以外の収入源を作る方法について述べています。
窓際族が勝ち組・羨ましいと言える条件
そんな窓際族ですが、窓際族を勝ち組と言えるのは、次の3つの条件が当てはまることが前提ではないでしょうか。
- 仕事以外に情熱を向けられるものがある
- 今の待遇が今後も維持される
- 職場に居ること自体は辛くない
3つの条件を全てクリアしていないと、「窓際族」という存在を最大限有効活用できません。
条件①:仕事以外に情熱を向けられるものがある
「窓際族=仕事が暇」です。
仕事の充実感が無く、毎日定時退社が可能なポジションに居るため、仕事以外に楽しみが無いとつまらない毎日を過ごすことになります。
例えば、
- 定時で退社して打ち込みたい趣味がある
- 副業で成功している(成功する予定)
- 何か勉強に励んでいる
といった打ち込めるもの・一生懸命になれるものがあることが1つめの条件です。
条件②:今の待遇が今後も維持される
窓際族が勝ち組と言えるのは、次のような状態が続くからではないでしょうか。
- 成果ゼロでも貰える基本給と役職手当
- 会社に所属していれば享受できる社会保障
年功序列/終身雇用が崩れてきていると言えど、日本は諸外国に比べればまだまだその傾向が強いため、仕事をしない社員でも在籍し続けることができる会社は残っているでしょう。
責任ゼロ、成果ゼロ、残業ゼロでも待遇が維持されることが2つめの条件でした。
条件③:職場に居ること自体は辛くない
窓際族で居続けることは、よほどメンタルが強くないと心を病みます。
以下、私自身の経験です。
私に与えられた業務はあったものの、出社して1時間で終わるような業務量しかなく、暇で仕方がない会社生活を送っていたことがあります。
そのような立場になって分かったのは、会社に行ってもやることが無い状態が続くことは、
・誰からも期待されないのではないか?
・誰からも必要とされていないのではないか?
と自分の存在意義を見失うようになります。
といったように、会社に居るのに会社の役に立っていない自分に気づくと鬱になります。
また、それだけでなく、積極的に窓際族で居ようとする人は、間違いなく職場の周りの人から白い目で見られます。
その視線にも耐えられるのであれば良いのですが・・・
したがって、職場に居続けることが苦にならないことをが3つめの条件だと考えます。
窓際族のメリット
窓際族で居ることのメリットを考えられるだけ挙げてみました。
時間が自由に使える
難しい仕事を振られない
時間が自由に使えるといっても限界があります。さすがに仕事中にゲームをしたり、長時間にわたって席を外すことはできないですからね。
どれも、メリットと感じられる人にとってはメリットかもしれませんが、必ずしもその状況が良いこととは思いません。
窓際族で居続けることが抱えるリスク
前の章では、窓際族のメリットについてお伝えしてきましたから、「窓際族が羨ましい」と感じる人もいるかもしれません。
ですが、やはり心配なのが窓際族で居続けることのリスクです。
- リストラ・早期退職の対象となる可能性が高い
- 仕事に身が入らなくなっていく
①リストラ・早期退職の対象となる可能性が高い
窓際族の定義を振り返ってもらえればお分かりのとおり、窓際族は「やることのない部署に追い込まれた社員」です。
当然、リストラや早期退職など人員削減が必要なケースが発生した際には、真っ先に人員整理の対象となるでしょう。
近年の経済状況から、いつ自分の会社の経営が傾くか予想することはできません。
こちらの記事によれば、大手旅行代理店のJTBは、新型コロナの影響による赤字決算により、次の対応を行うとされています。
・早期退職や新卒採用見直しによる6,500人の削減
・年収の3割カット
②仕事に身が入らなくなっていく
仕事でやることが無い状態が数ヶ月・何年と続くと、仕事へのやる気が削がれていきます。
私の経験談ですが、窓際族だった人に仕事をお願いすると(めったに無いケースですが)、拒絶反応を示すようになります。
これは、仕事が無い状況に慣れると、「やらなければならないこと」に強いプレッシャーを感じてしまうのだと考えます。
仕事は運動と同じで、日常的に動いていないと
- メールの送り方
- 仕事のお願いの仕方
- 会議のセッティング
と言った簡単なことでさえ、できなくなってしまうのです。
窓際族になりやすい人の具体的な特徴
仕事に前向きに取り組んでいるつもりでも、知らず知らずのうちに窓際族に近づいてしまっている可能性があります。
窓際族になりやすい人の特徴についてもご紹介しておきます。
- 会社に行っても誰からも話しかけられない
- 「仕事ができない」というレッテルを貼られている
- 上司との関係が良くない
- 出世が遅れている
- 根本的に楽して稼ぎたいと思っている
①会社に行っても誰からも話しかけられない
会社に行って、席に座ったら誰にも話かけられないまま1日が終わる。
そのような経験はありませんか?
何かのために1日中黙々と作業をし続ける場合なら良いですが、特にやることがないのに、全く人と関わることなく仕事が完結している人は、危機意識を持った方が良いかもしれません。
仕事が無い人は「やる気がない」と勝手に判断されて窓際族に追いやられてしまうなんてことも。
②「仕事ができない」というレッテルを貼られている
職場の人から「仕事ができない人」と思われているなら注意が必要です。
噂の力は非常に大きいです。
あなたの性格や仕事ぶりについて詳しく知らない人は、あなたに対する周囲からの評価を見ていると思ってください。
そうした周囲の評価も人事評価に影響しますから、あなたが欲しいという職場が次第に無くなり、最終的には窓際族の仲間入りなんてことも。
③上司との関係が良くない
- 上司とうまが合わない
- 上司に嫌われている
- 上司とのコミュニケーションは無い
上記に当てはまる人は注意が必要です。
会社においてあなたの評価を人事に伝えるのは、あなたの上司の仕事です。
その上司との関係が良くないと、必然的にあなたに仕事は回ってこなくなり、窓際族候補にされてしまうこともあるでしょう。
>>【上司が嫌い】上司と話したくないからといって避け続けることの悪影響
④出世が遅れている
入社時期が同じぐらいの同僚はいますか?
その同僚と比べて、あなたの出世が大幅に遅れている場合は注意が必要です。
出世が早い人から順番に重要なポジションの管理職となり、出世が遅い人は部下を持たない名ばかりの管理職として窓際族へ追いやられる可能性があります。
>>【必見】そこそこ出世したい人は「出世できない人の共通点」を知っておくべき
⑤根本的に楽して稼ぎたいと思っている
- 仕事は楽な方が良い
- 責任のある仕事はしたくない
- できるなら早く帰りたい
といったように、仕事にストイックさを求めず、楽してお金を稼ぐことが第一の目的になっている人は注意が必要です。
仕事にやりがいを持って前向きに取り組む人と、適当に仕事をこなす人は他人から見ればすぐに分かってしまうはずです。
>>【意外と簡単】普通のサラリーマンでも月1万の小遣いを稼ぐ方法6選
「窓際族は勝ち組」と思える間に次の一手を
残業に追われプライベートの時間が全くない人に比べれば、窓際族で居続ける方が楽だし、自分のやりたいことに時間を使うことができます。
そういう意味では、窓際族は勝ち組かもしれません。
ですが、これまでお伝えしてきたとおり、窓際族はサラリーマンという人種の中でも最もリスクの高い位置に居る事実を心得ておく必要があります。
リストラなど、取り返しのつかない状況に陥る前に、不測の事態に備えてすぐにでも転職できる準備を整えておくことをおすすめします。
とは言ってもいきなり転職はなぁ
今の時点で会社を辞めるつもりがなくても、いざという時のために準備だけはしておきましょう。
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以上、窓際族は勝ち組と思える瞬間もあるかもしれませんが、長期的に見ればリスクが大きいです。
後悔する前に準備を行っておくことをおすすめします。
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