- 自分だけ異動のスパンが短い
- 同じ部署で長く働きたいのに短期間で異動されられるのが辛い
そのような悩みを抱える方に向けてこの記事を書いています。
特に将来の昇進ルートが残っている若手社員にとっては、自分の人事異動が良い人事なのは悪い人事なのかは気になりどころ。
どんなことにも共通して言えることですが、人よりも違うというのは誰でも不安になりますよね。
この記事を書いているのは、大手企業に勤めるアラサーサラリーマンです。
大手企業は部署異動が多いため、これまでの会社経験を元にこの記事を書きました。
>>【関連記事】異動後すぐ辞めるのはありえない?どう思われるかよりも自分の気持ちを尊重するべき
この記事を読む前に
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部署異動が多いと思われる頻度は?
独立行政法人 労働政策研究・研修機構が実施した「企業における転勤の実態に関する調査」では、人事異動の頻度は3年が最も多いとのデータが出ております。
人事異動の頻度が何年ごとになることが多いかについては、「3年」が27.9%ともっとも多く、次いで、「5年」が18.8%などとなっている。「3~5年」の割合は51.9%。これを正社員規模別にみると、規模が大きくなるほどその割合は高い。
「企業における転勤の実態に関する調査」
ジョブローテーションの有無別にみると、ジョブローテーションがない場合に比べ「ある」とする企業のほうが、「3~5年」の割合が高い。
筆者の勤める会社でも同様です。短い人は2年で異動、長い人でも同じ部署には4年~6年といったところでしょうか。
異動が多くなる理由(良い理由)
部署異動が多い人の特徴について、本人にとって良い理由として挙げられるのは次の通りです。
- 人事評価が高いから
- 会社の昇進ルートに乗っているから
- 誰とでも良好な関係を築くことができるから
①人事評価が高いから
おそらくどの会社も「人手不足」という課題を抱えていることと思います。
それは会社内の各部署も同じで、部署間における優秀な社員の取り合いは熾烈です。
「誰か良いのいないか?」と人事異動調整するにあたっては、やはり人事評価の高い社員を受け入れるのが定石ですから、人事評価が高いことと異動が多い(=受け入れ希望の部署が多い)ことにはある程度の相関があるでしょう。
ですが一方で、優秀な社員ほど自分たちの職場で囲っておきたいというマネージャーの思いも当然ありますから、各部署における社員の囲い込みをどの程度許容するかの線引きは会社によって変わるかもしれません。
②会社の昇進ルートに乗っているから
前述したとおり、人事評価の高い社員が受け入れ先あまたであることをお伝えしました。
さらに、会社の昇進ルートが裏である程度決まっている場合、そのルートに乗ってしまえばだいたい2年単位で部署異動することになるでしょう。
皆さんもご自身の経験からイメージできるかと思いますが、1つの仕事は2年やればだいたいのことは分かります。(もちろん、スペシャリストとなると別問題ですが)
将来のマネージャーを育成するには色んな部署を経験させることは必要不可欠ですからね。
③誰とでも良好な関係を築くことができるから
どの部署に異動になってもその部署で良好な関係が築けるバランスの取れた人は、異動が多くなりやすいです。
そういう人は大前提としてどの部署に配属されても前向きに働くことができる性格的な強みがあります。
経営者としては異動調整は複雑で難しいものですが、どこに置いてもハマる人材は重宝するものです。
異動が多くなる理由(悪い理由)
続いて、部署異動が多い人の特徴について、本人にとって悪い理由としで挙げられるのは次の通りです。
- どの部署からもたらい回しにされているから
- キャリアプランが無く無欲だから
- 今の部署での成長が乏しいから
①どの部署からもたらい回しにされているから
部署異動が少なくなる要因の1つとして、人事評価が極端に低かったり、悪評が社内に出回ってしまっている場合、受け入れを希望する部署がなくたらい回しにされている可能性があります。
これは、受け入れ先を調整しようとしてもどこも受け入れてくれず、すべての部署でたらい回しにすることで持ちつ持たれつの関係を保っている場合があるからです。
「脈絡のない異動をしているな」と感じたら、それはたらい回しにされているのかも?
②キャリアプランが無く無欲だから
自身に具体的なキャリアプランの考えがあり、日頃から
「将来的には●●の仕事に携わりたい」
「●●の仕事を経験したい」
「自分の強みである●●を活かして働きたい」
という想いを上司に伝えていれば、異動調整の時に社員の想いを汲んでくれる可能性もあります。
そうしたキャリアプランを持たずに自分のキャリア形成を会社任せにしていると、やはり「良い異動」は巡ってこないでしょう。
③今の部署での成長が乏しいから
今の部署に着任してからの成長曲線が好ましくなく、今の部署が向いていないのではないかと解釈されて部署異動させられるケースがあります。
人事異動の方針は会社によって異なるため、これまでに紹介した理由はあくまで参考にしていただきたいですが、特に脈絡のない異動が短期間で続く場合は、自分を見つめ直した方が良いかもしれませんね。
異動してすぐに「使えない」と思われないためにできること
良いキャリアステップのためには、異動してすぐのスタートダッシュで良い印象を与えることが大切です。
ここからは、異動後のスタートダッシュを成功させるべく、「使えない」と思われないためにできることをお伝えしていきます。
- 教えてもらったことを1発で習得する
- チームに貢献する姿勢を見せる
- 自分を知ってもらう
①教えてもらったことを1発で習得する
新しい職場に慣れるためにはやはり、少しでも早く仕事を覚えて信頼されることが大切です。
そのためにすべきことは、教えてもらったことをきちんとメモに残すこと。
メモを残す時のポイントとして、メモをその日か翌日に見返して再度仕事の流れをイメージしてみるのです。
教えてもらった時にメモした内容を1週間後や1ヶ月後に見返しても意味が分からないことってよくあります。
記憶の新しいうちにメモの不足箇所を補完することで仕事を覚えるスピードは格段に変わりますよ。
②チームに貢献する姿勢を見せる
会社での評価は、個人的な仕事の実績のみならずチームに貢献するチームワーク性があるかどうかも重要になります。
特に日本企業はまだまだ組織を重んじる傾向が強いため、次のような行動姿勢は評価を高めます。
- 職場メンバーのスキルを向上させる勉強会の開催
- 日頃からの分け隔てないコミュニケーション
- トラブル時の周囲へのフォロー
挙げればきりがないほどあるかと思いますが、大切なのは周囲に気を配り、常に自分に何ができるかを考えて広い視野を持ち続けることでしょう。
③自分を知ってもらう
仕事をするにしてもそこには人間同士の感情がありますから、やはりまずは信頼関係を構築することが働きやすい環境作りに繋がります。
そのためには積極的に自己開示をして自分の人となりを知ってもらうことから始めるとよいです。
職場に馴染むまで、周りからはなしかけてもらうのを待っていてるのは他力本願。自らコミュニケーションを取る癖をつけましょう。
職場のメンバーと声を掛け合う頻度が増えれば自ずと仕事も円滑に進むはずです。
今の会社の評価が低いなら転職の準備を始めるべき
会社では最初の評価が高くないとそのままずるずると低評価で進んでいく傾向があります。
その場合、出直しのために転職することも1つの良い手段。
今すぐに転職は考えていない場合も、とりあえず行動してみることをおすすめします。
筆者も、転職実績はありませんが転職エージェントに相談したことで次の点を知ることができました。
- 現在の自分の市場価値
- 転職市場で求められる人材やスキル
- 今の会社で注力すべき事柄
動いてみると自分の判断に納得できるものです。
一方で、何もしなかった場合の後悔はずっと残り続けるでしょう。
>>【関連記事】「転職したいけどスキルがない」を理由に転職を諦めてはいけない
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以上、最後までお読みいただきありがとうございました。