あなたの職場に仕事を休まない人は居ませんか?
- 休暇取得率が圧倒的に低い人
- 忙しいことを理由にずっと会社に居る人
会社からは休暇の取得をあっせんされているのに、全く休暇を取らずにだらだら仕事をしている人の仕事のやり方はメリハリのある働き方とは言えません。
むしろ、周囲に悪影響を及ぼしていることを自覚していないのでしょうか?
仕事を休まない人って、正直迷惑ですよね。
✔ 仕事を休まない人が居ると困る理由
✔ 仕事を休まない人が休暇を取得しない理由
✔ 仕事を休まない人に休暇を取得してもらうための働きかけ方
仕事を休まない人が居る以外にも困った職場はこちら
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仕事を休まない人が職場に居ると困る理由【正直迷惑】
仕事を休まない人が居ることにより、職場全体や周りの人にとって困ることとは何でしょうか。
①労働基準法に引っかかる
労働基準法第39条には、「労働者の雇入れ日から6か月継続し、全労働日の8割以上の日数に出勤した場合は必ず10日間の有給休暇を付与しなければならない」と規定されています。
なお、労働基準法とは、労働者の年次有給休暇に関する規定を定めた法律のことです。
(年次有給休暇)
第三十九条 使用者は、その雇入れの日から起算して六箇月間継続勤務し全労働日の八割以上出勤した労働者に対して、継続し、又は分割した十労働日の有給休暇を与えなければならない。
労働基準法第39条
2019年4月1日からは、労働者が希望しなくても年5日以上の休暇を与えねばならなくなりました。
労働者の休暇が年5日に満たない場合、会社は違法な状態となります。
※罰則の内容は6か月以下の懲役または30万円以下の罰金刑です。
第百十九条 次の各号の一に該当する者は、これを六箇月以下の懲役又は三十万円以下の罰金に処する。
一 第三条、第四条、第七条、第十六条、第十七条、第十八条第一項、第十九条、第二十条、第二十二条第四項、第三十二条、第三十四条、第三十五条、第三十六条第一項ただし書、第三十七条、第三十九条、第六十一条、第六十二条、第六十四条の三から第六十七条まで、第七十二条、第七十五条から第七十七条まで、第七十九条、第八十条、第九十四条第二項、第九十六条又は第百四条第二項の規定に違反した者
労働基準法第119条
どんなに休暇を取得しない人でも、最低5日は休まなければならないということですね。
②周囲の人が休みづらい
考えてみてください。
職場の自分以外の人たちが全く休暇を取らなかったら、あなたは休暇を取ることができますか?
よほどメンタルが強くない限り、よほどの用事が無い限り自分から休暇の取得を申し出ることは難しいでしょう。
私自身、平均して月1回程度休暇を取得しているのですが、
こうして休暇を取得できているのも、周りの人たちも
『月1回は休暇を取ろう』
というモチベーションで居てくれるおかげでもあります。
逆に、周りの人たちが全く休暇を取得しない様子なら、私も今のようには休暇を取得するのは難しいです。
ですので、全く休暇を取得しない人は、理由が何であれ、周りの人に対して休暇を取得しづらくさせているのです。
全く休暇を取得しない人が上司ならより一層。部下は休暇を取得したいとは言えないですよね。
③職場の休暇取得率が下がる
休暇を活用しながら効率的に働くとうのが現代の風潮だとすれば、会社における職場全体の評価は、仕事の成果だけでなく、有給消化率も1つの要素となっている会社も珍しくないでしょう。
休暇を取得しない人は、自身の職場の有給消化率を率先して低下させているという事実。
それにより職場全体の評価を下げている可能性があることに留意が必要です。
④効率の悪い働き方が職場に浸透するリスクがある
働き方として、休暇を取得せずに働く方が、休暇を取得しながら働くより圧倒的に楽です。
何も考えずに毎日会社に行けば仕事を進められますから。
一方で休暇を取得する場合、休暇日は自分が不在になります。
- 休暇日までに計画的に仕事を進める必要性
- 不在となることによる申し送り事項を休暇前日に伝えておく必要性
このあたりを考えがら仕事を進めなければならないですよね。
休暇を取得しなければ、毎日会社に行ってメリハリなくだらだら仕事を進めてもなんとかなります。
ところがこの働き方は決して効率的とは言えません。
特に、上司が休暇を取得せずメリハリの無い働き方をすることは、その働き方が職場に浸透してしまうリスクがあります。
⑤急な体調不良で仕事が滞るリスクがある
仕事を休まない人の中には、少々の熱があっても、風邪気味でも無理して会社に来ようとする人がいます。
そこで無理をせず1日休養すれば復帰できたはずなのに、無理をした結果数日寝込んで仕事が滞るなんてことも。
休まれる側としては1日ならまだしも数日間となればフォローも一苦労ですから、やはり無理をして出社するのはやめてほしいものですね。
仕事をするうえで基盤となるのは体調管理ですから、体調が万全な状態で働いてほしいものです。
仕事を休まない人が休暇を取得しない理由
仕事を休まない人/休暇取得率の低い人は、なぜ仕事を休まないのでしょうか?
考えられる理由を挙げてみました。
①「休むこと」に罪悪感を感じてしまうから
日本人は勤勉な人が多いと言われているように、休むこと自体に罪悪感を感じてしまう人は少なくないです。
『周りの人が働いている時間に休んでいる自分が嫌だ』
と感じてしまっているはずです。
高度経済成長を経験している日本人は、「モーレツ社員」という言葉に代表されるように、休まず仕事に没頭することに美徳を感じる文化が当時はあったのです。
②自分の存在意義に疑心暗鬼になってしまうから
休暇を取った日の、会社で起こっていることが気になって仕方がないケースです。
- 自分は要らないと思われているのではないか?
- 自分への悪口を言われていないか?
- 自分が休むことで迷惑をかけているのではないか?
むしろ全く休まない方が迷惑です!
気にする人はとことん気にして勝手に不安になってしまいます。これは人間の性格ですので仕方ありません。
仕事を休まなければ上記のようなことを考える必要が無いため、色々考えて不安になるよりは会社に行くことでその不安を解消しているのでしょう。
③仕事が溜まるのが嫌だから
皆さんも経験はないでしょうか?
休暇の翌日に出社したら、メールが何十通何百通と溜まっている。
仕事が忙しい人にとっては、休暇翌日は地獄です。
メールの確認すらままならない状態で、あれどうなった?これどうなった?と質問の嵐。
自分のペースで仕事を進めたいと思っている人ほど、休暇の翌日を気にして休むことに億劫になっているのかもしれません。
④上司の評価が気になるから
これも良くないケースですが、休まないことを美徳としている上司が居ると休暇は取りづらいですよね。
会社からは休暇取得を促すよう言われていても、休まない美徳を持っている上司は、内心で仕事を人生の第一優先と捉えている可能性が高いです。
そうした上司の目線/評価を気にして休暇の取得を渋っているのかもしれません。
⑤休暇を取得しても家でやることがないから
- 趣味が無い人
- 家庭に居場所が無い人
- 仕事が生きがいな人
このような人たちは、むしろ休暇を取ることを嫌います。
会社に行った方が気が楽で、暇つぶしになると思えば、仕事をストップしてまで休暇を取得する気にはならないでしょう。
『プライベートを充実させたい』
『家族との時間を大切にしたい』
と思う人からすると理解できないかもしれませんが、そういう人が居ることも事実です。
仕事を休まない迷惑な人に休暇を取得してもらうための働きかけ方
- 職場の休暇取得率を上げるため
- 業務の平準化のため
目的はいろいろあるかと思いますが、仕事を休まない人に休暇を取得させるためにできる働きかけ方について考えてみました。
①月初に休暇取得日を決めさせる
月のはじめにその月の休暇取得日を決めさせることで、休みを取らないままズルズルいってしまう状態を防ぐことができます。
『今月は●日が休暇だから、それを見越して仕事の計画を立てよう』
はじめからその日は休日だと感じさせることが大切ですね。
②仕事の業務計画を立てさせる
休暇取得日を決めたら業務計画を立てましょう。
休暇取得ありきで業務計画を立てておけば、
- スケジュール通りに進まない
- 仕事が滞ってしまう
といった感覚が消えるはずです。
③休暇明けの朝はメールを処理する時間を設けてあげる
休暇明けの仕事の溜まり方が嫌な人に対しては休暇翌日の午前中にメールを処理する時間を作ってあげると休むことへのハードルが下がるかもしれません。
自分が不在時に溜まったメールが読めていない状況で仕事をするのはなんとなく気持ちが悪いですから、その部分の懸念を取り除いてあげることは1つの案かもしれません。
④職場全体に対して休暇取得を継続的に促す
やはり管理職である上司の方から
『計画的に休もう!』
『最低月1回は休暇を取得しよう!』
『私はできれば月2回休もうと思っている!』
といったことを継続的に発信してもらえると周囲の社員は積極的に休暇を取りやすくなります。
まずは休みやすい空気を作ることが大切ではないでしょうか。
「仕事を休まないこと=美徳」と考える上司が居る職場ならすぐに離れよう
- 少々の熱なら無理して出社する
- 家族の行事よりも会社優先
- 仕事を休む人は責任感が無い
そんな「会社を休まないこと=美徳」と考える人も存在するという事実。
以下のデータは女性を対象とした調査によるものですが、Z世代(20歳~24歳)、バブル世代(49歳~53歳)の4人に1人は、「休まない美徳」の意識が高いとのこと。
メディプラス研究所・ストレスオフラボが全国20~69歳の女性7万人に行った「ココロの体力測定2019」の調査結果を、年齢層別に7つの世代(Z世代、さとり世代、団塊ジュニア世代、バブル世代、新人類世代、しらけ世代、団塊世代)に部類。世代別の「休まない美徳」意識の高さを調べました。
もっとも「休まない美徳」意識が高かったのは、グレタ・トゥーンベリさんに代表されるように社会課題意識が高いと言われる「Z世代(26.6%)」、次いで「バブル世代(24.1%)」という結果に。
(株)メディプラス研究所「ストレスオフラボ」
仕事を休まないことを美徳とすることを否定はしません。
あくまで個人の価値観ですから。
ですが、仕事を休まないことを強要する上司、休みやすい雰囲気を作らない上司の下働き続けるには限界がありませんか?
正直なところ、冒頭述べたように有給休暇取得の年間5日以上が義務付けられている社会において、
それと逆行している考えを振りかざす上司
その上司を放任している会社に居続けるメリットはありますか?
古い体質の上司が多くいる会社とは早めに縁を切るべし。
とはいってもいきなり転職を考えるのはなぁ
今すぐに会社を辞めるつもりがなくても、
いざという時のために準備だけはしておくことのは大切。
まさに、「備えあれば憂いなし」です。
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以上、この記事では次のことを述べてきました。
仕事を休まない人が休暇を取らない理由
仕事を休まない人に休暇を取得させる働きかけ方
仕事とプライベートの充実を目指す人もいれば仕事が第一の人も居ます。
自分の価値観を押し付けるのではなく、お互いの価値観を尊重した働きやすい環境にできれば良いですね。